My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

SHOW GIRL ~こんな出会いも悪くない

2014年08月23日 23時48分00秒 | 観劇

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この演目は,1974年7月23日~7月27日まで、西武劇場で「PARCOディナーショー PM9:55劇場 SHOW GIRL」として上演されたのが最初です。
以降は「SHOW GIRL no.x」として、1988年12月のno.16迄続きました。
作・構成・演出、福田陽一郎さん。
出演は、木の実ナナさんと細川俊之さんでした。
このSHOW GIRLを今回は、脚本・作詞・構成・演出を三谷幸喜さんが一手に手がけています。
出演は、川平慈英さんとシルビア・グラブさんの2人のみ。
演奏は、ピアノ 荻野清子さん、ベース 一本茂樹さん、パーカッション 萱谷亮一さんの3人です。

SHOW GIRLのタイトルをイメージして客席に入ると、ステージは昭和のホームドラマをイメージさせる和室があり、屋根上には物干し台が。
コオロギの鳴き声が響いていて、一体にこれから何が始まるのか?と言う感じでした。
上手から川平さんとシルビアさんが飛びだしてきて、開演です。
オープニングのショーガールのテーマが終わると、シルビアさんから「まずはミュージカル「淋しい探偵」!とのコールが。
たった2人の俳優でのミュージカルが、スタートします。
始まって早々に、展開は予想が付きますが、笑いどころ満載でどんどん進んでいきます。
ある派手な女から、とある地味な女の身辺調査依頼が探偵の元に入ります。
探偵が調査を進めますが、相手を知るには懐に飛び込んで行くことに。
調査が進につれ、地味な女の惹かれ始め・・・。
驚くべき結末に! (^_^;)

40分ほどの「淋しい探偵」が終わると、川平さんの「It's Show Time!」の声と共に「Sing! Sing!Sing!」が流れます、ベースがウッドベースなのでピアノやドラムと共に一気にテンションが上がってきます。
ここからの曲は、
M09 Sing! Sing! Sing!
M10 Just in Time
M11 Unforgettable
M12 Almost Like Being Love
M13 The Glory og Love
M14 More Than Words
M15 ~メドレー~
 恋の奴隷
 東京砂漠
 未知との遭遇
 I get a Kick Out of You
 My Girl
 My Boy
 Maria ~West Side Story
 As Time Goes By
 恋の季節
 Can't Help Falling In Love
 予期せぬ出会い ~OH ダディ!
 未知との遭遇
 The Man I Love
 And I Love Her
 ONCE IN A BLUE MOON
 Your Song
 Can't Take My Eyes Off You
 Twist and Shout
 Suddenly Seymour と続きました。

Jazzナンバーやスタンダードナンバー、昭和歌謡有りと多彩な上に、ダンス有り、川平さんのタップもあり。
楽しさと素晴らしい歌声と演奏に、あっと言う間の1時間でした。

このSHOW GIRLは上演時間が1時間であることも特徴の一つですが、公演時間が早い回で17時開演。
遅いときは、22時開演です。
この謎な開演時間は、その前に「君とならの」終演後の劇場を使うため、こんな時間帯の公演となったようです。
なので、地方公演はないものと思われます。
今回の公演結果次第で、今後の公演が決まるのだと思います。
開演前のロビーではお酒の販売もありましたが、できるならばグラスを傾けながら観たくなる演目でした。
もう一度観に行きたいけれど、チケットが取れそうなのが22時開演ばかりなので、ちょっと悩み中です。
でも、お勧めです!

【脚本・作詞・構成・演出】三谷幸喜
【出演】川平慈英、シルビア・グラブ
【演奏】ピアノ 荻野清子
    ベース 一本茂樹
    パーカッション 萱谷亮一


観劇三昧

2014年08月23日 09時27分18秒 | 日記

今日は、これからハードな1日に。
まずは、12時からのミス・サイゴン。
エンディングが私の中では納得出来ないため、久しぶりの舞台です。
前回から大分時間は経ってはいることもあり、新しい見方が出来ると良いのですが。

その後は、1週間ぶりのジーザス・クライスト=スーパースター。
今回のマグダラのマリアは、どなたになるか・・・。

精神的にハードな作品が続いた後、PARCO劇場でのショー・ガール。
初見ですが、楽しみです。


今週のキャスト 18日 10時15分時点

2014年08月18日 10時22分42秒 |  キャスト情報
先週デビューのライオンキング・ナラは、今週も齋藤さんと辻さんのダブルです。
同様にトリプルとなっていたJCSエルサレム・マグダラのマリアも野村さん、笠松さん、観月さんのトリプルのままです。
更新直後は両公演とも、斎藤さん、野村さんシングルでしたが、直ぐに変更されました。
JCSエルサレム・カヤパは高井さんシングルに、リトルマーメイド・シェフ・ルイ/リーワードは白瀬君シングルです。
※最終的なキャストは、劇団四季Webサイトでご確認ください。

ライオンキング(東京)
バンザイ 江上健二さん → 小原哲夫さん
ナラ 齋藤 舞さん・辻 茜さん → 齋藤 舞さん・辻 茜さん

ジーザス・クライスト=スーパースター
マグダラのマリア 野村玲子さん・笠松はるさん・観月さらさん
         → 野村玲子さん・笠松はるさん・観月さらさん
カヤパ(大司教) 金本和起さん・高井 治さん → 高井 治さん

リトルマーメイド

グリムスビー 志村 要さん → 星野元信さん
シェフ・ルイ/リーワード 岩城雄太さん・白瀬英典さん → 白瀬英典さん

美女と野獣

チップ 川良美由紀さん → 牧野友紀さん

キャッツ(福岡)
ランペルティーザ 山中由貴さん → 今 彩乃さん
スキンブルシャンクス 塚田拓也さん・岸 佳宏さん → 岸 佳宏さん

ふたりのロッテ (全国)
ロッテ 高橋伶奈さん → 服部ゆうさん
ルイーゼ 吉良淑乃さん → 小松加奈さん
ケルナー夫人 坂本里咲さん → 佐渡寧子さん
アイペルダウワー/シュトローブル博士 維田修二さん → 中嶋 徹さん
レージ 大橋伸予さん → 鈴木釉佳之さん
メグ 久田沙季さん → 久田沙季さん・中山理沙さん
ヒルデ 高水彩圭さん → 前田更紗さん
ローザ 徳永真理絵さん → 空田あかりさん
シュテッフィ 松島明希さん → 幡野夢摘さん
トルーデ/アンニー 奥平光紀さん → 若松小百合さん
モニカ 川畑幸香さん → 黒柳安奈さん

炎立つ  ~シアターコクーン

2014年08月17日 23時42分00秒 | 観劇

休憩20分を含む2時間30分の舞台でしたが、体感的にはそれ以上の時が過ぎていった感じがするものでした。
原作はNHK大河ドラマでも放送された、藤原清衡・家衡の異父兄弟の争いと理想郷としての平泉を作るまでを描いています。

荒ぶる魂でキヨヒラと対立し、古代神アラハバキに魂を預けるイエヒラに、三宅 健さん。
狂気じみたイエヒラを熱演しています。
対するキヨヒラには、片岡愛之助さん。
異父兄弟と言えども、兄弟での凄惨な争い。
愛する妻と母が「キヨヒラを生かすため」に自害し、多くの民の死をも重く受け止め苦悩するキヨヒラを熱演します。
妻とお腹の中の子、母を亡くしたときの慟哭。
イエヒラとの戦う中、誰も死なせたくないと苦悶するさま。
民は生きていればこそ、との思いでアラハバキと対峙するさま。
目に焼き付きいています。
目を閉じて耳を澄ますと、時として石丸幹二さんのように思える事も。
猿の助さんや海老蔵さんほどの台詞の明瞭さや声量がないのが、ちょっと残念かなと感じることも。
新妻聖子さん演じる巫女のカサラが、また良いです。
彼女の澄んだ歌声が、巫女としての予言を神がかりに感じさせます。
コロスとして巫女のような衣装で登場する、一倉千夏さん、上田亜希子さん、坂本法子さん、山崎 薫さんは、時に巫女のごとく、時に民のごとく多くの役を演じます。
野村萬斎さんの演出によるマクベスの魔女のようなポジションですが、俳優の少なさを感じさせないことも凄いと感じました。

更に大きな存在感を持つのが、古代神アラハバキを演じる平 幹二朗さん。
相変わらず、凄いオーラです。

舞台セットは、とてもシンプルです。

生演奏を行うのは、浦田恵司さん、宮野弘紀さん、金子飛鳥さんの3人。
とりわけ、金子さんの演奏するバイオリンの音が、切なくもあり、おどろおどろしくもあり、力強くあり、もう一人の役者がいるかのようにも感じました。

蝦夷として差別されていた陸奥と出羽を理想郷・平泉として作り上げる様は、震災から復興する現在の被災地にも重なるものを感じたりもします。

芝居巧者が揃う芝居は、本当に良いものですね。
今年、私にとって一番の作品にしたい思いです。
シアターコクーンでの上演でしたが、私の中では新国立劇場 中劇場で上演される作品のようにも感じました。

ロミオとジュリエット同様に、再度観に行きたいです。



キヨヒラ  
イエヒラ  
ヨシイエ  
カサラ   
イシマル  
ツネキヨ  
キリ    
コロス   
      
      
      
ユウ    
アラハバキ 
片岡愛之助
三宅 健
益岡 徹
新妻聖子
花王おさむ
松井 工
宮 菜穂子           
一倉千夏
坂本法子
上田亜希子
山崎 薫
三田和代
平 幹二朗

ロミオとジュリエット  ~さいたま芸術劇場 小ホール

2014年08月16日 23時32分00秒 | 観劇

「ロミオとジュリエット」は、蜷川さんが過去に3回公演を演出を行っています。
1974年日生劇場 市川染五郎さん(現 松本幸四郎)、中野良子さん
1998年さいたま芸術劇場 大沢たかおさん、佐藤藍子さん
2004年日生劇場 藤原竜也さん、鈴木 杏さん
4回目の今回は、過去のものとの一番の違いは、オールメールでの上演となったことです。
しかも、今回の劇場は、客席数はわずか300席ほどで、ステージはおよそ8m×15mほどのコンパクトなものです。
客席以外の通路はもちろん、客席上部の通路も総て使っての上演でした。
劇場内は黒のイメージで、劇団四季のハムレットをイメージする方もいらっしゃるかも知れません。
天井には大きなシャンデリアが吊り下げられ、シーンに応じてセットされます。
ステー上のセットは、ミニマムなものが暗転中にセットされるのみです。

若手の俳優中心にキャスティングしながら、ベテラン勢も加えて要所を締めています。
エネルギッシュな舞台は、順序が逆と言われそうですがウエストサイドストーリーをイメージさせるほどで、前から2列目で俳優の出入り通路脇に座っていましたが、両家の若者たちの乱闘では、迫力に押され思わず身体を避けてしまうほどでした。
蜷川さんの演出ゆえに、序盤で観客いじりもあれば、コミカルな部分も多分にあります。
しかし、それ以上に松岡和子さん訳の台詞は、日本語の美しい響きを存分に楽しませてくれます。
ご贔屓さんへのメッセージに使いたいなんて一瞬考えたりしましたが、冷静になると単なるラブレターになりそうなのでムリですが・・・。

ロミオとジュリエットが互いの思いを伝えるシーンは、上手奥最上部の通路上にジュリエットが、ステージ上にはロミオが。
ジュリエットの背後からロミオに向かうライトは、キャッツのヴィクトリアソロのようで、とても印象的でした。
過去の蜷川さんのオールメールシリーズにも出演されていたジュリエット役の月影悠貴さん、今回は台詞を何度かかんでいたのと、時折イントネーションに違和感をかんじることともあって、ちょっと残念でした。

ラスト、ティボルトの遺体、ロミオに殺され横たわるパリス。
ジュリエットの寄り添い服毒死した、ロミオ。
ロミオの死を知り、短剣で自ら命を絶つジュリエット。
客席も涙しているのが、ハッキリ判りました。
キャピュレットとモンタギューが和解した後、エンディングにはとっても驚かされました。

15分の休憩を含めての3時間15分が、あっと言う間でした。
お時間があれば、ぜひ観ていただきたい作品ですし、私も観に行きたいです。



菅田将暉
月川悠貴
矢野聖人
若葉竜也
平埜生成
菊田大輔
原 康義
青山達三   
塾 一久
廣田高志
間宮啓行
大鶴佐助
岡田 正
清家栄一
山下禎啓
谷中栄介
鈴木彰紀
下原健嗣 
ハイクラソーナ
後田真欧
小松準弥
佐藤 匠
原 零史
福山翔大
竹村仁志
西村 聡
ロミオ
ジュリエット
マキューシオ
ベンヴォーリオ
ティボルト
パリス
僧ロレンス、僧侶、舞踏会の客
薬屋、僧侶、舞踏会の客、夜警1
モンタギュー、僧侶、舞踏会の客
エスカラス大公、僧侶、舞踏会の客
キャピュレット
ピーター
乳母
キャピュレット夫人
モンタギュー夫人、舞踏会の客、夜警2
僧ジョン、僧侶、キャピュレット家の若者
サムソン
僧侶、キャピュレット家の若者、パリスの小姓
エスカラス大公の供、舞踏会の客、夜警3
グレゴリー
エイブラハム
モンタギュー家の若者
モンタギュー家の若者
バルサザー
モンタギュー家の若者
キャピュレット家の若者

ジーザス・クライスト=スーパースター

2014年08月15日 23時36分00秒 |  ジーザス・クライスト=スーパースター

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カヤパに予想外の高井さんがキャスティングされ、金本さんとダブルに驚きながら劇序へ入ると、マグダラのマリアは観月さらさんでした。

オープニング、ユダの芝さん。
歌声は少し控えめな感じながら、絞り出すような歌声に切なさを感じました。
全体的には、今の喉の状態を上手くコントロールして歌っているという感じでした。
初見の観月さんのマリアは、日本語の違和感は感じませんでしたが、もう少し歌えるのでは?という感じもありました。
それ以上に、表情に変化が少なく、どのシーンでも同じような表情に見えていたのが残念に思えました。
むしろ、マリアの斜め後ろにいた群衆の1人、小島光葉さんの怯えや恐怖、不安な表情の方が強く印象に残りました。
神永さんのジーザスは、芝さんと同様に全般的にそつなく歌っているなという印象でした。
群衆(アンサンブル)のうち、今年入団した人達は日替わり状態のようで、前日のキャストと違っていました。
そのせいかどうか判りませんが、全体的な熱っぽさは今一つかな・・・。

毎公演、公演数が進につれて熱も高まるから、しょうがないのでしょうか?
下村さんのヘロデは、ご自身のblogにも紹介されていた、ご自慢のネイルで登場です。
歌や表情はいつも通りなんでしょうが、自分の期待に応えないジーザスの扱いが今までのような手荒さが控えめになっていました。
鞭打ちは、今回抜けた青山さんかに変わり、脇坂さんでした。
ソウルガールズは、小島さんと原田真由子さん(?)ともう一人。
どなただったか・・・。

全般的に観て、やはり控えめな感じでした。
私には、魔法をすてたマジョリン同様に、自由劇場での入れ替わりのキャストには、全国公演キャストの最終決定をしようとしているかのように感じられました。
23日に2回目の舞台を観ますが、良い方にシフトしていることを期待しています。

そう言えば、今回の男性アンサンブルは、2007年公演と比較すると4人も少ないんですね。
全国公演を考慮してのキャスティングと言うことでしょうか?

ジーザス・クライスト 神永東吾
イスカリオテのユダ 芝 清道
マグダラのマリア 観月さら
カヤパ(大司教) 金本和起
アンナス(カヤパの義父) 吉賀陶馬ワイス
司祭1 佐藤圭一
司祭2 中橋耕平
司祭3 真田 司
シモン(使徒) 佐久間 仁
ペテロ(使徒) 五十嵐 春
ピラト(ローマの総督) 村 俊英
ヘロデ王 下村尊則

【男性アンサンブル】
中村 伝
脇坂真人
沢樹陽聖
鈴木智之
安東 翼
小野功司
光田健一
坂口大和
深堀景介
小山英晃
田口 暉
頼 雅春

【女性アンサンブル】
礒津ひろみ
蒼井 蘭
小島光葉
原田真由子
園田真名美
花田菜美子
柴田厚子
山本詠美子
金 友美
井上希美
高木千晶
森 佐和子