91歳女性が昨日の夕方息子に連れられて内科外来を受診した(午後は外来がないが)。これまで2回急性胆管炎で入院していた。最初の入院時にMRCPで総胆管結石を指摘されたが、年齢的に内視鏡処置もむずかしいかと経過観察にした。2回目の入院では総胆管結石は指摘できなかった。今回も総胆管結石はできず、というかなかった。胆嚢内と総胆管内に少量の胆泥があり、体位によって動くと腹部エコーで診断された。こうなると内視鏡治療もないので、抗菌薬で治療するしかない。
内科クリニックの紹介で、65歳女性が急性腎盂腎炎で受診して入院した。2年前に紹介された時に左尿管結石があり、当時当院に泌尿器科常勤医がいなかったので常勤医のいる病院へ紹介したことがある。尿管結石は自然排石したという。今回は腎尿管結石はなかった、入院して抗菌薬(セフトリアキソン)で治療を開始した。この方は糖尿病でインスリン強化療法を受けていた。肥満があって、大きい病衣が必要と病棟看護師さんが言っていた。入院中2kgくらい減量できないだろうか。