ビリー・エリオットのミュージカルライブを見ていて、個人的に気になったことがありました。
それはウィルキンソン先生(そんな名前だったのですね!)がビリーの才能に気づいた要因をビリーのお父さんに話していた時のこと。字幕に「彼のターンを見た?!」とありました。ここ、先生はターンではなくて「turn out」と言っていました。意味はバレエ用語ではフランス語を使うことが多いので「アンデオール」、日本語訳は「外旋」です。バレエ特有のあの足を外に開くことをいうんですね。
これがturn out =アンデオール(第1ポジション)
バレエではこの足の外旋ができなくては正しいポーズもステップもできません。股関節の構造上、この形にしてから脚をあげると可動範囲が広いのです。しかし自然に反しているのでたいていの人は子供の頃から苦労して身につけるのですけど、時々何の苦労もなしにできちゃう人がいるのです。そういう人は「バレエ向きの体をしている」と思われてバレエスタジオでは羨望の目を集めます。ビリーもそういう人だったんですね。
ローザンヌ バレエ国際コンクールを見ていても、審査員が「彼は1度もジャンプから5番に降りていませんね。」などと批評をします。この5番とはturn outの第5ポジションのことです。
ステップやジャンプはこの5番から始まり終わることが多いのです。このポジションは第1の足が前から見て重なった状態です。
そうそう、話のついでですが、フィギュアスケートで荒川静香の得意技で羽生結弦もよくプログラムに取り入れているイナバウアーという技があります。あれは背中が柔らかくないとできないのは周知のことですが、実は足をturn out第4のポジション(第5の足を平行に離す)に入れてその位置で固定しないとできないという難しさもあるのです。
この足が平行で横に滑らないとできないわけです!
・・・というこのturn out、イギリスのバレエ学校ではそう言うのですが、日本だと「アンデオール」とか「1番の足」とか先生が言うので、それだと観客にわかりにくいので「ターン」と字幕ではしたのかな。それとも訳した人がバレエ用語だから見落としたのかな。。。
それはウィルキンソン先生(そんな名前だったのですね!)がビリーの才能に気づいた要因をビリーのお父さんに話していた時のこと。字幕に「彼のターンを見た?!」とありました。ここ、先生はターンではなくて「turn out」と言っていました。意味はバレエ用語ではフランス語を使うことが多いので「アンデオール」、日本語訳は「外旋」です。バレエ特有のあの足を外に開くことをいうんですね。
これがturn out =アンデオール(第1ポジション)
バレエではこの足の外旋ができなくては正しいポーズもステップもできません。股関節の構造上、この形にしてから脚をあげると可動範囲が広いのです。しかし自然に反しているのでたいていの人は子供の頃から苦労して身につけるのですけど、時々何の苦労もなしにできちゃう人がいるのです。そういう人は「バレエ向きの体をしている」と思われてバレエスタジオでは羨望の目を集めます。ビリーもそういう人だったんですね。
ローザンヌ バレエ国際コンクールを見ていても、審査員が「彼は1度もジャンプから5番に降りていませんね。」などと批評をします。この5番とはturn outの第5ポジションのことです。
ステップやジャンプはこの5番から始まり終わることが多いのです。このポジションは第1の足が前から見て重なった状態です。
そうそう、話のついでですが、フィギュアスケートで荒川静香の得意技で羽生結弦もよくプログラムに取り入れているイナバウアーという技があります。あれは背中が柔らかくないとできないのは周知のことですが、実は足をturn out第4のポジション(第5の足を平行に離す)に入れてその位置で固定しないとできないという難しさもあるのです。
この足が平行で横に滑らないとできないわけです!
・・・というこのturn out、イギリスのバレエ学校ではそう言うのですが、日本だと「アンデオール」とか「1番の足」とか先生が言うので、それだと観客にわかりにくいので「ターン」と字幕ではしたのかな。それとも訳した人がバレエ用語だから見落としたのかな。。。