ウィショー君の舞台「Bakkhai」チケットがメンバー優先で発売されました。
私はなんとなく一般発売で買おうかなと構えていたのですが、きのうツイッターで「今日から」という文字を見た瞬間に「メンバーって会費はいくらかな?」という具体的な疑問が頭に浮かびました。それで劇場ウェブサイトへ行ったのが運の月・・・
はじめは「今いっぱいだから待て」みたいな表示でつながらず、何度か試すうちにうながって50ポンドで1番安いメンバーにはなれることが発覚。
もうこのあたりで必死で待って何度も試したのだから今やらないと?!みたいな心境に達していたようで、気がついたらメンバーシップとチケットを購入しておりました。もう発作としか思えません。
そのような状態で買い物したものだから「座席表」も見ないで買ってしまいました。詳しくは、最初に見ようとした時にそのページにアクセスしても肝心の表が表れずにスクリーンが白紙状態だったのです。
まだ一般発売の3/24までは時間があるので、今メンバーシップをお考えの方、メンバーにはすぐなれます。自分の情報を入れて送信すると送られて来る「仮のパスワード」を自分のパスワードに変えれば、それで優先予約ができますよ。そして、落ち着いて表を見てくださいね!どういうわけか回によって席の様子が違うんです。すでに売れた席としても表示されない空間のある回があるけど、自分がとった席の番号と座席表で照らし合わせ、なるべく自分の希望の席がとれる回を買うといいですよ。
ところでBakkhaiとはバッカイで、Almeida Theatreのギリシャ悲劇シリーズのひとつ。ウィショー君の役はディオニューソス、つまりバッカイ、ローマ神話ではバッカスにあたる神様です。ゼウスの息子です。(ウィキ)
岩波文庫「バッカイ」には副題がついていて「ーバッコスに憑かれた女たちー」・・・・え?女にモテモテの神様なの?本の解説をチラっと見たら、ちょっとウィキとは違いました。ギリシャ神話ではバッカイとはディオニューソスが取り憑いた女達のことなのだそうです。
ギリシャ悲劇「バッカイ」はこの神話をもとにして書かれています。なんと紀元前4世紀に!ギリシャ悲劇には上演のスタイルがあり、コーラスがつく韻文劇だそうです。
AlmediaではAnne Carson版での上演とのことで、私もまだ詳しくわかりませんが、紀元前4世紀の脚本のモダン版と思われます。でもキャストにはコーラスが出ているので、古典と現代のセンスの混ぜ具合が楽しみですが、まずは本で予習しないとですね。
15世紀のハムレットでも大変だった私の脳が、さらにそこから19世紀も遡ることができるのか・・・