ポルダークのエピ2です。実はBBCのネタばれ地雷を踏んで「知りたくなかった!」とがっかりしてるのですが、イギリスでは有名な小説なので、あちらでは粗筋は知りながらも皆さん楽しんでいるということか・・・しかしな・・・
さて幕開けは、自室で鉱石のサンプルを片手に何か調べてるロス・ポルダーク。一方、村では鉱山が封鎖され労働者は失業、経営者は自殺。鉱業は斜陽、富が地主から銀行家などの新しい階層に移り始めたようです。狡猾な銀行家としてエピ1からロスの友人ジョージが出てきています。彼はまだ人情も心の隅に持ちつつもビジネスの成功のためにそれを無視して生きるタイプでしょうか。イギリスのドラマによく出て来ますね階級の興亡と鉱山・・・。
ロスは叔父に「ロンドンへ行け」と渡されたお金を返しに家に行きます。ロスが出入りするのを2階の窓から見つめる未練たっぷりの人妻エリザベス。仕方あるまい、馬とセットになったポルダークはかっこいいもんね。
労働者の友人達の失業を片目で見ながら、使われていない坑内を調べ、町の銀行家に相談するポルダーク。資金も知識もなく、叔父は「このご時世に鉱業など自殺行為」と言うにもかかわらず。うむむむ、ダメと思われているものにあえて挑む男気よ。それがヒーローだもん♡
ところで従兄弟のフランシスの妹はヴァリティという名前でした。彼女がロスの家に来た時のデメルザのコーツィ(膝を曲げるおじぎ)のかわいいさよ♡ほぼよろめいただけ。ロスにもfarel(野生児)と呼ばれてるだけあって、人間の言葉を話すのが不思議に見えるくらいです。でも本当に浮浪児の身なりだった前回と違い、簡素なブラウスとスカート姿で人間に近づいた感じ。あと彼女のモップのような犬もかわいいんですよ。
ヴァリティが来たわけは、ロスに舞踏会のパートナーをたのみに来たのでした。そうか、未婚の女性は男性と一緒じゃないと行けないですね。彼女ロスのこと好き?従兄弟だからエスコート頼める仲でいいですね。それでも彼女はgreatest favourってきいてたので「一生のお願いがあるの」みたいな奥ゆかしい依頼でした。従姉妹の一生のお願いとあれば、じーっと招待状を見つめて行きたくない気持ちと闘った末に重い腰をあげるポルダークでした。
しかしあんな田舎のコーンウォールにも舞踏会?!道なんか平原の1本道しかないのに招待状には「~~street」とアドレスがあって笑いましたが、銀行や商店やパブのある町もあるんですからね、舞踏会はその広い田舎の広い邸宅で行われるんでしょうなあ。イギリスの田舎にもう何年も行ってないので脳内シュミレーションに時間がかかりますた。
舞踏会で優雅な音楽と華やかなご婦人達にけっこう嬉しそうなポルダーク(笑)。男達は失業者がゴロついて困るなどの世間話。意外にもフランシスは「アメリカでは人間は平等」などと新しい価値観を口にしてます。おばかさんではなかったんだ。もちろん年配世代は階級制支持です。
ヴァリティは真面目そうな海軍キャプテンと気があってます。その間にロスはそのお屋敷の娘に踊りに誘われるけど断る。それを興味津々で見守るレディ達。エスコートするはずのレディが別の男と楽しそうにしてるのだもの、彼の心にはエリザベスしかありません。フランシスの許可を得て踊るロスとエリザベス。家でいつも暗い顔してる奥さんの幸せそうに踊る姿を見るフランシスの胸中には嫉妬の嵐。
デメルザはポルダークの留守中にご主人の部屋へ忍び込んで、こちらも興味深そうに暗い中、彼のものに触ったり眺めたり。実は仕事中にもご主人をチラチラと視線で追ってるの。ご主人のこと好きなのね・・・かわいいなあ。
形式通りのクラシックダンスをエリザベスと踊った後、彼女を夫に返し(あたりまえだ)、ふたりの情熱が駄々漏れなのを心配するヴァリティに釘をさされ、ジョージに嫌味を言われたポルダークはカッカしながら舞踏会を出てパブへ。酒をあおる彼にくっついてきたのは前から彼に気のある様子の娼婦です。(彼女ジョージの家にも出入りしてたのに。お客さん商売とは言え。)ヤケになったロスは彼女の手を引いて行ってしまった~あああ。
翌朝、デメルザが海岸沿いの野原でフンフン♪しながらお花摘みをしていると馬の蹄の音が。うおおロスが服を置いて水に入ってます(娼婦との夜からの禊ぎ?)・・・背後の草むらから覗くデメルザ・・・社交界とも夜の女とも無縁の純真なものの象徴のように描かれてます。が、覗いてるのは裸のご主人様ですよ。
(覗かれていたことを知らない)ロスはデメルザも馬に乗せて町へ行きます。市の日と言うと週1なのか月2なのかわかりませんが、ヴァリティ、エリザベス、ジョージと知り合いに次々に出くわします。しかし叔父にも「息子も仲間に入れて助けてやって欲しい」と言われていたフランシスは、先日は協力的だったのに態度を変えポルダークが勝負をかけている集まりを拒否。恋の恨み、いや彼は夫だから当時だと所有権の問題かも。
ポルダークは町の有志を集め事業計画のプレゼンをしようとしていたのです。その頃フランシスは、ジョージとパブのサルーンと思われる席でカードをしながらおしゃべりするんですが、ジョージは「君の従兄弟の評判はふたつに別れている。高慢、という意見と、何でも望みのものを手に入れるような男、と。」と嫉妬心を煽るのです。
噂されてたロスは、その評判通り、「今時鉱業なんて」というムードの中、自ら無給で現場監督と事務仕事をすると宣言、資金調達に成功します。しかもジョージの銀行は使わないと皆に説明しているその時、ジョージはフランシスに友人として仕事の話を持ちかけているのでした。おぼっちゃんフランシスはロス憎さにジョージに利用されそうな危うさがあります。
投資会議を終え、あまりのボロボロさにご婦人の噂になってたゼメルザにご主人は服を買い与えます。それがなんと赤ずきん!なんですが、店からそれを着て出て歩くゼメルザの嬉しそうなこと♪別の服も買ったのか、次の台所で働くシーンでは地味なドレスを着ています。この時彼女はやっと人間の女らしい扱いをされた満足感に浸ってたかと想像するんですが、それも突然訪ねて来たエリザベスの高価なドレスでしぼんじゃったでしょう。この時、ロスをめぐるふたりの女性が初めて1対1で向き合ってました。
エリザベスは、義父(フランシスの父/ロスの叔父)と話して欲しいと懇願しに来たのです。
舞踏会でのダンス以来のふたりの仲を怪しむ世間の噂話と、フランシス抜きで進めているロスの新事業のことで機嫌の悪い叔父さんその話をするのかと思ったら、話はヴァリティが舞踏会で知り合った紳士が彼女にふさわしくないから彼らの交際を許さん、というもの。
しかしヴァリティと仲のいいロスは、彼女と恋人が自分の家で会えるよう逆に協力します。なぜかそれを嗅ぎ付けた叔父とフランシスまで家に来て、修羅場と化し、恋人とフランシスの決闘に・・・単なる男のヒステリーなのに、喧嘩の果てにこうも簡単に銃を向け合うのが決闘だったのか・・・。
恋人は手を、フランシスは首に銃を受け、フランシスは重傷です。こんなことになったのもロスのせいだと叔父は「ポルダークの家名に泥を塗りおって」とフランシスの怪我を手当したのはロスとデメルザなのに「礼は言わん」と息子を連れて帰ります。エリザベスは「あなたのせいじゃない」と言いつつも、自分の妊娠を告げ去る。
決闘騒ぎに、そしてエリザベスが他の男の妻だと現実を突きつけられ、落ち込むロス・ポルダーク。が、鉱山再開発を思い出し、即、力仕事に使用人達を連れて精を出す。デメルザが用意した食事をしながら、その日のフランシスの手当に礼を言うロス。本当の家に帰った方がいいと言われたゼメルザは「私はここの者です」とキッパリ。
黄昏れたコーンウォールの丘の上はまるでピクニック・・・。(上の写真)
すっかり今の私の癒しドラマに位置づけられたポルダーク。
なぜだろう?と考えてみたんですが、主人公が資産家出身の実直な頑固者ってところはパレーズエンドのクリストファーみたいなんですが、ワイルドなイケメンなので、任せて安心の強さがあるからでしょうか。いつもナヨナヨした主人公に肩入れしちゃうのに、自分でも珍しいことだな~と思います。
さて幕開けは、自室で鉱石のサンプルを片手に何か調べてるロス・ポルダーク。一方、村では鉱山が封鎖され労働者は失業、経営者は自殺。鉱業は斜陽、富が地主から銀行家などの新しい階層に移り始めたようです。狡猾な銀行家としてエピ1からロスの友人ジョージが出てきています。彼はまだ人情も心の隅に持ちつつもビジネスの成功のためにそれを無視して生きるタイプでしょうか。イギリスのドラマによく出て来ますね階級の興亡と鉱山・・・。
ロスは叔父に「ロンドンへ行け」と渡されたお金を返しに家に行きます。ロスが出入りするのを2階の窓から見つめる未練たっぷりの人妻エリザベス。仕方あるまい、馬とセットになったポルダークはかっこいいもんね。
労働者の友人達の失業を片目で見ながら、使われていない坑内を調べ、町の銀行家に相談するポルダーク。資金も知識もなく、叔父は「このご時世に鉱業など自殺行為」と言うにもかかわらず。うむむむ、ダメと思われているものにあえて挑む男気よ。それがヒーローだもん♡
ところで従兄弟のフランシスの妹はヴァリティという名前でした。彼女がロスの家に来た時のデメルザのコーツィ(膝を曲げるおじぎ)のかわいいさよ♡ほぼよろめいただけ。ロスにもfarel(野生児)と呼ばれてるだけあって、人間の言葉を話すのが不思議に見えるくらいです。でも本当に浮浪児の身なりだった前回と違い、簡素なブラウスとスカート姿で人間に近づいた感じ。あと彼女のモップのような犬もかわいいんですよ。
ヴァリティが来たわけは、ロスに舞踏会のパートナーをたのみに来たのでした。そうか、未婚の女性は男性と一緒じゃないと行けないですね。彼女ロスのこと好き?従兄弟だからエスコート頼める仲でいいですね。それでも彼女はgreatest favourってきいてたので「一生のお願いがあるの」みたいな奥ゆかしい依頼でした。従姉妹の一生のお願いとあれば、じーっと招待状を見つめて行きたくない気持ちと闘った末に重い腰をあげるポルダークでした。
しかしあんな田舎のコーンウォールにも舞踏会?!道なんか平原の1本道しかないのに招待状には「~~street」とアドレスがあって笑いましたが、銀行や商店やパブのある町もあるんですからね、舞踏会はその広い田舎の広い邸宅で行われるんでしょうなあ。イギリスの田舎にもう何年も行ってないので脳内シュミレーションに時間がかかりますた。
舞踏会で優雅な音楽と華やかなご婦人達にけっこう嬉しそうなポルダーク(笑)。男達は失業者がゴロついて困るなどの世間話。意外にもフランシスは「アメリカでは人間は平等」などと新しい価値観を口にしてます。おばかさんではなかったんだ。もちろん年配世代は階級制支持です。
ヴァリティは真面目そうな海軍キャプテンと気があってます。その間にロスはそのお屋敷の娘に踊りに誘われるけど断る。それを興味津々で見守るレディ達。エスコートするはずのレディが別の男と楽しそうにしてるのだもの、彼の心にはエリザベスしかありません。フランシスの許可を得て踊るロスとエリザベス。家でいつも暗い顔してる奥さんの幸せそうに踊る姿を見るフランシスの胸中には嫉妬の嵐。
デメルザはポルダークの留守中にご主人の部屋へ忍び込んで、こちらも興味深そうに暗い中、彼のものに触ったり眺めたり。実は仕事中にもご主人をチラチラと視線で追ってるの。ご主人のこと好きなのね・・・かわいいなあ。
形式通りのクラシックダンスをエリザベスと踊った後、彼女を夫に返し(あたりまえだ)、ふたりの情熱が駄々漏れなのを心配するヴァリティに釘をさされ、ジョージに嫌味を言われたポルダークはカッカしながら舞踏会を出てパブへ。酒をあおる彼にくっついてきたのは前から彼に気のある様子の娼婦です。(彼女ジョージの家にも出入りしてたのに。お客さん商売とは言え。)ヤケになったロスは彼女の手を引いて行ってしまった~あああ。
翌朝、デメルザが海岸沿いの野原でフンフン♪しながらお花摘みをしていると馬の蹄の音が。うおおロスが服を置いて水に入ってます(娼婦との夜からの禊ぎ?)・・・背後の草むらから覗くデメルザ・・・社交界とも夜の女とも無縁の純真なものの象徴のように描かれてます。が、覗いてるのは裸のご主人様ですよ。
(覗かれていたことを知らない)ロスはデメルザも馬に乗せて町へ行きます。市の日と言うと週1なのか月2なのかわかりませんが、ヴァリティ、エリザベス、ジョージと知り合いに次々に出くわします。しかし叔父にも「息子も仲間に入れて助けてやって欲しい」と言われていたフランシスは、先日は協力的だったのに態度を変えポルダークが勝負をかけている集まりを拒否。恋の恨み、いや彼は夫だから当時だと所有権の問題かも。
ポルダークは町の有志を集め事業計画のプレゼンをしようとしていたのです。その頃フランシスは、ジョージとパブのサルーンと思われる席でカードをしながらおしゃべりするんですが、ジョージは「君の従兄弟の評判はふたつに別れている。高慢、という意見と、何でも望みのものを手に入れるような男、と。」と嫉妬心を煽るのです。
噂されてたロスは、その評判通り、「今時鉱業なんて」というムードの中、自ら無給で現場監督と事務仕事をすると宣言、資金調達に成功します。しかもジョージの銀行は使わないと皆に説明しているその時、ジョージはフランシスに友人として仕事の話を持ちかけているのでした。おぼっちゃんフランシスはロス憎さにジョージに利用されそうな危うさがあります。
投資会議を終え、あまりのボロボロさにご婦人の噂になってたゼメルザにご主人は服を買い与えます。それがなんと赤ずきん!なんですが、店からそれを着て出て歩くゼメルザの嬉しそうなこと♪別の服も買ったのか、次の台所で働くシーンでは地味なドレスを着ています。この時彼女はやっと人間の女らしい扱いをされた満足感に浸ってたかと想像するんですが、それも突然訪ねて来たエリザベスの高価なドレスでしぼんじゃったでしょう。この時、ロスをめぐるふたりの女性が初めて1対1で向き合ってました。
エリザベスは、義父(フランシスの父/ロスの叔父)と話して欲しいと懇願しに来たのです。
舞踏会でのダンス以来のふたりの仲を怪しむ世間の噂話と、フランシス抜きで進めているロスの新事業のことで機嫌の悪い叔父さんその話をするのかと思ったら、話はヴァリティが舞踏会で知り合った紳士が彼女にふさわしくないから彼らの交際を許さん、というもの。
しかしヴァリティと仲のいいロスは、彼女と恋人が自分の家で会えるよう逆に協力します。なぜかそれを嗅ぎ付けた叔父とフランシスまで家に来て、修羅場と化し、恋人とフランシスの決闘に・・・単なる男のヒステリーなのに、喧嘩の果てにこうも簡単に銃を向け合うのが決闘だったのか・・・。
恋人は手を、フランシスは首に銃を受け、フランシスは重傷です。こんなことになったのもロスのせいだと叔父は「ポルダークの家名に泥を塗りおって」とフランシスの怪我を手当したのはロスとデメルザなのに「礼は言わん」と息子を連れて帰ります。エリザベスは「あなたのせいじゃない」と言いつつも、自分の妊娠を告げ去る。
決闘騒ぎに、そしてエリザベスが他の男の妻だと現実を突きつけられ、落ち込むロス・ポルダーク。が、鉱山再開発を思い出し、即、力仕事に使用人達を連れて精を出す。デメルザが用意した食事をしながら、その日のフランシスの手当に礼を言うロス。本当の家に帰った方がいいと言われたゼメルザは「私はここの者です」とキッパリ。
黄昏れたコーンウォールの丘の上はまるでピクニック・・・。(上の写真)
すっかり今の私の癒しドラマに位置づけられたポルダーク。
なぜだろう?と考えてみたんですが、主人公が資産家出身の実直な頑固者ってところはパレーズエンドのクリストファーみたいなんですが、ワイルドなイケメンなので、任せて安心の強さがあるからでしょうか。いつもナヨナヨした主人公に肩入れしちゃうのに、自分でも珍しいことだな~と思います。