Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

HUMANS 0204

2016-11-23 21:03:00 | コリン・モーガン


S1に比べ、S2はI.A.であるSynthがどんどん人間界と交わって行く感じが濃くなってきました。

まず前回感動の展開を見せたミアとエドがさらに親密な関係に・・・とっても微笑ましいのだけど、エドの友人でカフェの常連が二人の関係を怪しんでるのが気になります。通報したりしちゃう?それともエドの精神異常を疑う?

ホーキンズ家でも、ちびっ子ソフィーの動きがミアそっくりになってきたのでジョーとローラは精神科医に診てもらうと、人間とSynthの区別がつかなくなる病状だと・・・・Synthを遠ざけるのが有効な療法とのことですが、これって現実とゲームの仮想世界の区別がつかなくなる、と言われている現代の子供~若者問題みたいですね。

高校生トビーの学校にも自分がSynthだと思い込んでるかもしくはSynth願望の少女がいて、トビーは彼女にとても興味を持ち、家に呼んで宿題を教えてもらいました。そういう具体的な用事を頼まないと来ないのがSynthだとして行動する少女のそうなった理由はなんでしょう。

普通のSynthの中にも、意識に目覚めて急に家を飛び出すのがいて、レオたちはそのSynthをおとりに「サイロ」と呼ばれる不具合Synthが連れて行かれる施設を突き止めます。

その時、他のSynthを仲間とみなしているマックスは「彼女をそんな目的に利用すべきじゃない。怯えて迷っているんだから追っ手が来る前に保護すべき。」と主張するんです。彼は、レオの父エルスター博士の最後の(つまり最新の)創造物なのですが、行動基準は「愛」なんですね。もっとも進化した精神構造が愛、という意味なのかな・・・深い。

しかしレオとへスターはサイロを突き止めて意識のあるSynthを解放、保護したい気持ちを変えられず、マックスが仲間から別れてしまうのです。ああ(涙)!ハッピーで思いやりに溢れるマックス!



一方、ホーキンズ家の長女マッティが救い出したオディは右腕などに不具合は残しながらも、記憶が回復して、さらに意識や感情まで見せ始めました!可愛いオディ!



S1でレオの父の仕事仲間だったミリカン博士の家にいたオディは、その家を見に帰って、一緒に来たマッティに「ここが好きだった?」と聞かれると「好きじゃなくても色々あっても、ここが僕の帰る場所。」と言うオディに、マッティも「それが家よね。」と答えるのです。ジーンと胸にしみるセリフでした。

人間の世界のこと、感情を、Synthが表現するととても具体的でわかりやすんですよ。それは先週のミアの告白でもそうだったし、S2のテーマなのかも。


ニスカの意識判定にはベルリンでの恋人も呼び出されちゃうし、イギリスに来たアメリカの科学者はやはり彼女の死んだ娘の意識をSynthの体に注入しようとしているし、彼女が働くのが「サイロ」、そしてレオたちが目指すのも「サイロ」、バラバラの人とSynthに展開している数々の物語が、だんだんと絡み合ってくるのね!