エマ・ワトソンとダン・スティーヴンス主演!と聞いた時から楽しみにしていた「美女と野獣」を見ました。
監督は、このブログにイラしてくださる方には「フィフス・エステート」「ミスター・ホームズ」のビル・コンドン!と言えば「ああ!」と、そして今振り返ると「ミスター・ホームズ」とか本作のようなメジャーな良作で良い評価を受けているはずのコンドン監督、「フィフス・エステート」はいったい何だったのでしょう・・・ベネさん、ダニエル・ブリュール、野獣のダンちゃん、ピーター・カパルディ、アリシア・ヴィキャンデルなど主役スターぞろいの豪華キャストでなぜ「なかったこと」にもなりそうな悪評だったのか。ああ、最初から横にそれました。
見て気が付きましたが、私アニメ版はおろか、原作本もコクトー版映画も見てなく物語をちゃんと知らなかったのです!
そんな私の初Beauty and the Beast感想を書きます。
ネタバレありですから、お嫌な方はここまで~~~
お話は、呪いで野獣になった王子のストーリーから始まったのがちょっぴり意外。しかも、ロココの化粧に仮面のフェイスペインティングでこれから野獣になる王子の素顔が観客に分からないように登場するんです!うまい!キチンとした物語を知らない私でも、野獣がラストで王子に戻るくらいは知っているので、おそらく99%の人がそれを知りながらもラストまで野獣は本当はどんな王子なんだろう?と楽しみにできるじゃありませんか。
ダンちゃんは「ダウントン・アビー」でも白馬の王子様役があまりお気に入りではなかったらしく本人の希望で降板したのですが、その後王子イメージを払拭しワイルドさを追求してきたみたいなのになぜこれは受けたのかと考えましたが、野獣にチャレンジしたかったのでしょうか。
結果、毛むくじゃらの野獣の茶色の顔に生える水色の瞳が「姿よりも心」というテーマを皮肉にもその美しさでアンビバレンツながら表していました!
ラストであの美しいお顔をもっとよく見せてもらえなかったのが不満ですが、そのかわりミュージカルなので歌が聴けたのは嬉しかったです。ただ、野獣の時と歌の時、どうもダンちゃんの声ではないような気がしまして、自分が改めてダンの声ってあまり記憶に残っていなかったと気づきました。不思議。顔ばかり見ていたせい?
さて、ダン以外のヒーローがこの物語には登場します。
ベルの家の白馬のフィリップです!!!
ベルのお父さんは日帰りできない距離の市場に馬車で出かけたのですが、途中森で迷い、雷に打たれた大木が倒れてきたり狼に追いかけられて、命からがらに呪いをかけられた野獣のいる城に駆け込んだんですね。
その時点でフィリップは1頭で馬車を全力疾走で引き、体力も限界かと私は思ったのに、そこから食事も水も与えられないまま家に逃げ帰るんです。そしたら、またまた父を心配するベルに折り返し城まで走らされるんです!!!
賢くて強く従順なフィリップはちゃんと城にベルを連れて行くのです。自分の家になら帰れると思うけど、ひどい目にあった場所に怖がらずに戻るなんてなんて勇敢な馬なのでしょう。
しかも、ベルが囚われた後逃げようとした時、狼に傷ついたあのでかい野獣をも背負うことができたんですよね、体重は馬と同じくらいありそうなほど野獣の足音は重かったというのにです。
あと印象に残ったのは、
ユアン・マクレガーがモーションキャプチャしたという燭台のルミエールの動きが華麗にて機敏だったこと。そしてフランス語なまりがわざとらしくて昔のおそ松くんのイヤミみたいにも聞こえたこと・・・^^;
エマ・トンプソン演じるミセス・ポットが、息子の「おばあさん」と言われてそれまで冷静にみんなを危機から救ってきたのにいきなりキレたことwww
ディズニーアニメのベルが、おとなしそうなイメージに見えたので村で孤立してたキャラとは知りませんでした。しかも本が好きでみんなから変な子と思われるのって、今でも女性に学問は必要ないという概念が残ってる国があることを思い出させます。その彼女が誰よりも勇敢に、父や野獣を助けるために馬で駆ける姿はステキでした!
野獣の粗野な振る舞いをベルが受け入れたシーンの、スープを両手で持ってズズーーーッッとすするところは、西洋テーブルマナーではご法度の作法だけれどもロンドンのなんちゃって和食レストラン「WAGAMAMA」ぽかった。・・・とはいえ世界にはWAGAMAMAがない所の方が多いわけで、ベルは美女なのにこんなことしちゃうんだ!と思う観客が多い一方、このシーンの意味が分からないようなおじさんも日本でこの映画を見ることはあるんだろうか・・・?などと余計な疑問が湧きました。
ガストンは嫌いだけどテノールの歌声は美しかった。
フランスの宮廷舞踏会の衣装が白と黒でオシャレでした。
ディズニーもまあ見事にイギリス人俳優だらけだなあああ~と実感。フランスの話だからまだアメリカンアクセントよりはヨーロッパの香りがするのかしら?アメリカ人にとって。
でもこのイギリス人によるフレンチなまりは、フランス人が見てどう思うのかと気になって仕方ありませんでした。
こうして思いつくまま書くとちょっと批判してるみたいでしょうか?
実は私はかなり涙を流してお腹がプルプルするくらい泣きながら見ておりました。
監督は、このブログにイラしてくださる方には「フィフス・エステート」「ミスター・ホームズ」のビル・コンドン!と言えば「ああ!」と、そして今振り返ると「ミスター・ホームズ」とか本作のようなメジャーな良作で良い評価を受けているはずのコンドン監督、「フィフス・エステート」はいったい何だったのでしょう・・・ベネさん、ダニエル・ブリュール、野獣のダンちゃん、ピーター・カパルディ、アリシア・ヴィキャンデルなど主役スターぞろいの豪華キャストでなぜ「なかったこと」にもなりそうな悪評だったのか。ああ、最初から横にそれました。
見て気が付きましたが、私アニメ版はおろか、原作本もコクトー版映画も見てなく物語をちゃんと知らなかったのです!
そんな私の初Beauty and the Beast感想を書きます。
ネタバレありですから、お嫌な方はここまで~~~
お話は、呪いで野獣になった王子のストーリーから始まったのがちょっぴり意外。しかも、ロココの化粧に仮面のフェイスペインティングでこれから野獣になる王子の素顔が観客に分からないように登場するんです!うまい!キチンとした物語を知らない私でも、野獣がラストで王子に戻るくらいは知っているので、おそらく99%の人がそれを知りながらもラストまで野獣は本当はどんな王子なんだろう?と楽しみにできるじゃありませんか。
ダンちゃんは「ダウントン・アビー」でも白馬の王子様役があまりお気に入りではなかったらしく本人の希望で降板したのですが、その後王子イメージを払拭しワイルドさを追求してきたみたいなのになぜこれは受けたのかと考えましたが、野獣にチャレンジしたかったのでしょうか。
結果、毛むくじゃらの野獣の茶色の顔に生える水色の瞳が「姿よりも心」というテーマを皮肉にもその美しさでアンビバレンツながら表していました!
ラストであの美しいお顔をもっとよく見せてもらえなかったのが不満ですが、そのかわりミュージカルなので歌が聴けたのは嬉しかったです。ただ、野獣の時と歌の時、どうもダンちゃんの声ではないような気がしまして、自分が改めてダンの声ってあまり記憶に残っていなかったと気づきました。不思議。顔ばかり見ていたせい?
さて、ダン以外のヒーローがこの物語には登場します。
ベルの家の白馬のフィリップです!!!
ベルのお父さんは日帰りできない距離の市場に馬車で出かけたのですが、途中森で迷い、雷に打たれた大木が倒れてきたり狼に追いかけられて、命からがらに呪いをかけられた野獣のいる城に駆け込んだんですね。
その時点でフィリップは1頭で馬車を全力疾走で引き、体力も限界かと私は思ったのに、そこから食事も水も与えられないまま家に逃げ帰るんです。そしたら、またまた父を心配するベルに折り返し城まで走らされるんです!!!
賢くて強く従順なフィリップはちゃんと城にベルを連れて行くのです。自分の家になら帰れると思うけど、ひどい目にあった場所に怖がらずに戻るなんてなんて勇敢な馬なのでしょう。
しかも、ベルが囚われた後逃げようとした時、狼に傷ついたあのでかい野獣をも背負うことができたんですよね、体重は馬と同じくらいありそうなほど野獣の足音は重かったというのにです。
あと印象に残ったのは、
ユアン・マクレガーがモーションキャプチャしたという燭台のルミエールの動きが華麗にて機敏だったこと。そしてフランス語なまりがわざとらしくて昔のおそ松くんのイヤミみたいにも聞こえたこと・・・^^;
エマ・トンプソン演じるミセス・ポットが、息子の「おばあさん」と言われてそれまで冷静にみんなを危機から救ってきたのにいきなりキレたことwww
ディズニーアニメのベルが、おとなしそうなイメージに見えたので村で孤立してたキャラとは知りませんでした。しかも本が好きでみんなから変な子と思われるのって、今でも女性に学問は必要ないという概念が残ってる国があることを思い出させます。その彼女が誰よりも勇敢に、父や野獣を助けるために馬で駆ける姿はステキでした!
野獣の粗野な振る舞いをベルが受け入れたシーンの、スープを両手で持ってズズーーーッッとすするところは、西洋テーブルマナーではご法度の作法だけれどもロンドンのなんちゃって和食レストラン「WAGAMAMA」ぽかった。・・・とはいえ世界にはWAGAMAMAがない所の方が多いわけで、ベルは美女なのにこんなことしちゃうんだ!と思う観客が多い一方、このシーンの意味が分からないようなおじさんも日本でこの映画を見ることはあるんだろうか・・・?などと余計な疑問が湧きました。
ガストンは嫌いだけどテノールの歌声は美しかった。
フランスの宮廷舞踏会の衣装が白と黒でオシャレでした。
ディズニーもまあ見事にイギリス人俳優だらけだなあああ~と実感。フランスの話だからまだアメリカンアクセントよりはヨーロッパの香りがするのかしら?アメリカ人にとって。
でもこのイギリス人によるフレンチなまりは、フランス人が見てどう思うのかと気になって仕方ありませんでした。
こうして思いつくまま書くとちょっと批判してるみたいでしょうか?
実は私はかなり涙を流してお腹がプルプルするくらい泣きながら見ておりました。