マーベルの方にはすっかり馴染み、絶対に手を出さないと思っていたスパイダーマンでさえ、俳優は元ビリー・エリオット/トム・ホーランドのせいで喜んで見てしまったしましまでしたが、
アメコミ映画の双璧と言われるDCコミック、こちらはスーパーマンとバットマン、全く興味も縁もないわ、と思っていました。
それが、絶対にそういう「マーベルは取り込んだのにうちにはまだ来ていないアメコミちょいオタク女子」を狙ったワーナー・ブラザーズの偉い人の戦略に違いない囮作戦に引っ掛かりました。
エズラ・ミラー作戦です!
しかも彼の役は私が大好きなイナズママークを提げた「フラッシュ」!
・・・モジモジと、「エズラ・ミラーが出るなら見てみたいな〜でもバットマンもスーパーマンも見たことないから、スタトレやマーベルのように勉強しなくちゃいけないのかな〜」としていたところに、
『レッドカーペットライブビューイング付き試写会』
というのにお誘いいただき、迷わず参加させていただきました。
誘っていただいた方に、前作「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」と「ワンダーウーマン」は見ておいたほうがいいよとアドバイスいただいたにもかかわらず、時間が許さず、その方に「とりあえず、前の映画でスーパーマンは死んだの。それだけ知っておけばいいわ!」と全てお世話になり、
まずは、六本木ヒルズからのレッドカーペットのライブが大きいスクリーンに。
離れていても、ライブだと思うと見るのに緊張感がみなぎり、エズラ・ミラーと共演のレイ・フィッシャー(サイボーグ役)がプレスインタビューに答えたり、ファンにサインをしたり写真を撮ったりするのを(ドローンと思われる撮影で)アップから俯瞰まで見ることができました。
あの会場には「ファンタスティック・ビースト」の時に参加しましたが、中にいるとよくわからなかった会場の構造が上からの映像で「こうなっていたのか」とわかる楽しみも。
楽しくインタビューに答えてくれる可愛い俳優さんたちを見た後にはいよいよ本編。
結果、初めてでも「スーパーマンは死んでしまった」ことだけは知っていたので、前にも戦いがあったのだな、その時のことを引きずっているのだな、となけなしの想像力で補い、
しかも見たかったのは「高速移動のエズラくん」と「かわいいエズラくん」でしたから、両方とも、とってもとっても見せ場が多く楽しめました!!
他にシリーズ初めてで驚いたことには、
ジェレミー・アイアンズがアメリカ人に仕えている
スーパーマンが本当にスーパー強すぎ
バットマンの特殊能力はお金持ちなこと
ホビットかソーに出てきそうな人は海人だった
マーベルでムキムキマン達には慣れたと思っていたのに、それでもスーパーマンの筋肉っぷりには、あの太い首筋と作り上げた胸のプリプリには、アメリカの男性の理想を系まざまざと見せつけられ、バットマンの強いメカ開発には金に糸目をつけぬライフスタイルも以下同文、
そんなアメリカの王手を持っていても、子供のスパイダーマンが老舗からの世代交代に一役買っている世の中に目をつけたのかはわかりませんが、
重く暗いスーパーマンとバットマンだけで突き進むには限界を感じてくれて
私のようなナヨナヨ系ハンサム好きにも門戸を開けてくれたのは、
さすが女性ヒーローを生み出した、イギリスとはまた違う革新性を持ったハリウッドの強国チームなのだな〜と感心しました。
とにかくエズラくんとフラッシュだけが好きな人にも楽しめる作品となっております。
そしてジェレミー・アイアンズを「椅子の男」として使うバットマンって何者よ?!と興味を持ってしまったことを告白いたします。
もちろん、「フラッシュ」単体映画もいつの日が見られることを祈って待っておりますよ