ジョシュ・ホワイトハウスが出演している短編映画(約20分)が動画配信サイト「Vimeo」で有料公開されています。
お値段は確か400yenくらいです。いったん購入してしまったので私のアカウントには「購入済みです」表記になってしまい値段が出ませんのでごめんなさい。
映画はコメディというカテゴリーでしたので、ジョシュのコメディーとは軽く楽しいものかなと思いきや、
ご紹介
イギリスのドラマシリーズ「ブラック・ミラー」のような、現代のネット世界をテーマにした軽くて乾いたダークなコメディ。
あらすじ
不治の病の子供を抱えたシングルマザーの若い女性スージーが(ここらだけで日本だったら絶対にコメディにできない)、短い命の子供のためにできるチャリティ活動からネットで人気者有名人となり、
ここからネタバレ
歌を歌ってアルバムを4枚リリースし、映画に主演、香水、ファッション、ヘルシーフードのブランドも売り出す成功をします。
テレビのトーク番組に出演、グレアム・ノートン・ショーのように別のゲストと並んで座ったときスージーの隣には人気ロッカーらしき派手な男性が。
上のカッコイイ写真はIMDbからなのですが、作品中にこのようなシーンはなぜかございません!!
役名も出てこなかったんですがIMDbによればFrancis Darcさん。そして見かけは不良っぽいロッカーがスージーの行動にダメ出しをします。
そこから彼女の運は下り坂を転がり落ち、ついには逮捕と。。。
面白いのは、冒頭でナレーターが狂言回しをするのですが、20世紀を10年ごとに名付けて、40年代は戦闘機の映像とともに「Flying 40s」ドラッグを回す若者の映像で「Super 70s」というように時代をくくっていき、21世紀のSNS時代を「No Name」と呼んでいます。
無名の人がトレンドになる時代を言いたかったようです。おそらく映画の発想もそこだと。
シングルマザーでも若い女性に尊敬されて自分をブランドにできるという視点ではさすがイギリス、と思いますが、
スージーが生活に疲れて髪もボサボサの状態から、ツイッターで有名になりマネージャーもついてリッチになる過程で重病の赤ちゃんがいるのにどうやって夜出かけたのかなあと疑問が残り、もっとリアルだったら面白かったのに。
そしてそしてジョシュの名前を3番目くらいにクレジットしてるのに、出番はテレビ番組の中で説教するくらいなんて少なすぎるぞ!と言いたい。
短編なのでカットシーンも多くきっと見せてくれてないシーンを隠し持ってるに違いない。
ええ、問題はそこです。