今回のエピタイトル「モスコーミュール」って「モスクワのラバ」って意味だったんだ(汗)。
ロシア宮廷で田舎から来た新参者の皇后エカチェリーナがのし上がっていく(はず)のドラマ、新しい会社などでうまくやっていきたい時の参考になります。20年くらい前にはナポレオン=イタリアの田舎者がパリでのし上がるのをこっそり励みにしてたけど、今は女性のお手本があるっていい。
愛人レオを得て、夫ピョートルとの関係もとりあえず落ち着いたエカチェリーナ、今度は宮廷のレディ仲間からいじめられてます。
最初はプレゼントで賄賂作戦に出たけど甘く見られて失敗、その後、皇后という最高権威者である立場からみんなの悩み相談に乗りつつ、バカにする態度は許さない腕っ節の強いところを見せる作戦に転じ、タチの悪い女社会を制し始めました。
エル・ファニングのエカチェリーナなので、最初は「読書家だけれどロマンチックな夢見る少女」=どこにでもいるちょっと勝気で知的な女の子、というキャラが好感持てます♡
ピョートルの方はおバカちゃん丸出しとはいえニコラス・ホルトだから下品にはならないし、まったくキャスティングって大事ですね〜
夢見る少女のエカチェリーナも、宮廷の女たちがロココの鬘につけぼくろ、当然ドレスもてんこ盛りの時代に、シャツブラウスをスカートに合わせている時があり、甘いエルの顔立ちをキリッと見せる効果が。
ちょっとずつ宮廷での居場所を確保しだしたエカチェリーナ、ロシア教会のトップも手なづけられそうだし(この人、すごくいい存在感が。のちに重要な役目を果たすのか?)でもまだクーデターを起こすには準備はできてない。