ふとブログが不親切になっていることに気がつきました。
連日ベネディクト・カンバーバッチの出演作について書いているので、暴走して、初めてこのブログを訪れてくださった方には説明不足のことが多いのではないかと・・・
閉鎖的にするつもりはまったくないのです。ネットや雑誌に情報はいくらでもあるから・・・と思っていたのですけど、昨今の雑誌の特集の量から察すると、新しくファンになった方も多いのではないか、そういう方にこそ読んでいただいているのですよね。反省しております。
今日はWOWOWでの「パレーズ・エンド」再放送の最終回を見ました。
ベネディクト主演のBBC製作のドラマ・ミニ・シリーズです。
ネタバレが嫌ではない方は左のカテゴリーから色々ご覧ください。
こんなに既に書いてるのに、今日までわからなかったことがありました。
主人公の妻シルヴィアのコンパクト。繰り返し何度も出て来ました。

結婚式前夜に夫ではない恋人から贈られた因縁のお品
途中からは鏡にヒビまで入っているのにずっと使っていて、何度も画面に登場するのはなぜなんだろうと思っていました。私が今日ふと思ったのは、このヒビは夫婦間の亀裂の象徴。

シルヴィアが何度もこのヒビにゆがむ自分の顔をのぞく度に、見ている私の心もチクリとなった。一度シルヴィアは「あなたが好きじゃないから」と車からポイッと捨てたのに、クリストファーはわざわざそれを拾って来た。シルヴィアにとっては夫に自分が許された徴のような物だったのかもしれません。だけど、そこには絶対に直せないキズが、2人の関係のようについていました。皆さんもそう思いました?それとも、ヒビはシルヴィアの心だと思いました?
もうひとつ。
以前も書きましたが、書いても未だスッキリせず、日本語吹替えを見てもまだくすぶっていたシーン。
ここです
前のブログ記事では直訳(今ひとつピンとこない)
日本語吹替え
「シャワーの水をかけるようなことを言っている」の後、シルヴィアがクリストファーに「本気じゃないでしょ?まだほんの小娘じゃないの。・・・・・本気なのね。」と言って階段を降りてしまった。それを聞いた時に、こ、こんな単純な台詞ですむのだろうか?筋は滞りなく運ぶけれどシャワーの台詞どこ行った??と余計に頭をかかえてしまいました。
それで、すみません、ホントに勝手に、ただ自分が気が済むだけのために自分訳をしました。だ、だって、クリストファーで、シルヴィアで、文芸大作のストッパード(脚本)なんだから・・・(日本語版はとてもわかりやすく良く作ってあると思いました。)
V=ヴァレンタイン S=シルヴィア C=クリストファー
S: (to Valentine)What can you mean?
(ヴァレンタインに)それってどういうこと?
(to Christopher)Do you know what she means?
(クリストファーに) あなたには何のこと言ってるかわかる?
C: Miss Wannop means "pulling the string of the shower bath."
ワノップ嬢は「シャワーの水をかけてる」んだよ。
S: Oh. Christopher...
Christopher, you can't mean it.
Look at her! Is she a Girl Guide or something?
Perhaps you do mean it.
まあ。クリストファー・・・
クリストファー、そんなわけないでしょ。
ご覧なさいよ。このガール・スカウトみたいな子にできる?
きっとあなたがそうしてるのね。
つまり、今までずっとシルヴィアの行動を全て許して来たクリストファーが、彼女に向かって彼女の十八番のシャワーを浴びせたとシルヴィアは理解したのではないでしょうか。ヴァレンタインのような小娘に何を言われようが痒くもないが、良識の固まりの夫のこのひと言の重さを感じ、悟った。
これがわかるまで、私はいったい何度パレーズ・エンドを見たのだろう・・・
昨日、スター・トレック・イントゥー・ダークネスのシャワーシーンについて、監督が「裸が多過ぎるからベネディクトのはカットした」発言を聞いた時、「パレーズ・エンドは平等に主人公3人お風呂に入ったのに考えすぎじゃ?」と思った人は私だけでしょうか。
連日ベネディクト・カンバーバッチの出演作について書いているので、暴走して、初めてこのブログを訪れてくださった方には説明不足のことが多いのではないかと・・・
閉鎖的にするつもりはまったくないのです。ネットや雑誌に情報はいくらでもあるから・・・と思っていたのですけど、昨今の雑誌の特集の量から察すると、新しくファンになった方も多いのではないか、そういう方にこそ読んでいただいているのですよね。反省しております。
今日はWOWOWでの「パレーズ・エンド」再放送の最終回を見ました。
ベネディクト主演のBBC製作のドラマ・ミニ・シリーズです。
ネタバレが嫌ではない方は左のカテゴリーから色々ご覧ください。
こんなに既に書いてるのに、今日までわからなかったことがありました。
主人公の妻シルヴィアのコンパクト。繰り返し何度も出て来ました。

結婚式前夜に夫ではない恋人から贈られた因縁のお品
途中からは鏡にヒビまで入っているのにずっと使っていて、何度も画面に登場するのはなぜなんだろうと思っていました。私が今日ふと思ったのは、このヒビは夫婦間の亀裂の象徴。

シルヴィアが何度もこのヒビにゆがむ自分の顔をのぞく度に、見ている私の心もチクリとなった。一度シルヴィアは「あなたが好きじゃないから」と車からポイッと捨てたのに、クリストファーはわざわざそれを拾って来た。シルヴィアにとっては夫に自分が許された徴のような物だったのかもしれません。だけど、そこには絶対に直せないキズが、2人の関係のようについていました。皆さんもそう思いました?それとも、ヒビはシルヴィアの心だと思いました?
もうひとつ。
以前も書きましたが、書いても未だスッキリせず、日本語吹替えを見てもまだくすぶっていたシーン。

前のブログ記事では直訳(今ひとつピンとこない)
日本語吹替え
「シャワーの水をかけるようなことを言っている」の後、シルヴィアがクリストファーに「本気じゃないでしょ?まだほんの小娘じゃないの。・・・・・本気なのね。」と言って階段を降りてしまった。それを聞いた時に、こ、こんな単純な台詞ですむのだろうか?筋は滞りなく運ぶけれどシャワーの台詞どこ行った??と余計に頭をかかえてしまいました。
それで、すみません、ホントに勝手に、ただ自分が気が済むだけのために自分訳をしました。だ、だって、クリストファーで、シルヴィアで、文芸大作のストッパード(脚本)なんだから・・・(日本語版はとてもわかりやすく良く作ってあると思いました。)
V=ヴァレンタイン S=シルヴィア C=クリストファー
S: (to Valentine)What can you mean?
(ヴァレンタインに)それってどういうこと?
(to Christopher)Do you know what she means?
(クリストファーに) あなたには何のこと言ってるかわかる?
C: Miss Wannop means "pulling the string of the shower bath."
ワノップ嬢は「シャワーの水をかけてる」んだよ。
S: Oh. Christopher...
Christopher, you can't mean it.
Look at her! Is she a Girl Guide or something?
Perhaps you do mean it.
まあ。クリストファー・・・
クリストファー、そんなわけないでしょ。
ご覧なさいよ。このガール・スカウトみたいな子にできる?
きっとあなたがそうしてるのね。
つまり、今までずっとシルヴィアの行動を全て許して来たクリストファーが、彼女に向かって彼女の十八番のシャワーを浴びせたとシルヴィアは理解したのではないでしょうか。ヴァレンタインのような小娘に何を言われようが痒くもないが、良識の固まりの夫のこのひと言の重さを感じ、悟った。
これがわかるまで、私はいったい何度パレーズ・エンドを見たのだろう・・・
昨日、スター・トレック・イントゥー・ダークネスのシャワーシーンについて、監督が「裸が多過ぎるからベネディクトのはカットした」発言を聞いた時、「パレーズ・エンドは平等に主人公3人お風呂に入ったのに考えすぎじゃ?」と思った人は私だけでしょうか。
「mistress」の英語のニュアンス、難しいですよね~
ただ、日本語の「愛人」と違うのは、妾という意味以外にも意味が多く、
男性のmasterに対する女性形で、妾以外の大きな意味は女主人。
例えばイギリスの学校の校長先生は男性ならスクールマスターで
女性ならスクールミストレスともいうんですよ。
でもSMの女王の意味もある・・・w
私が思うに、今の日本の感覚だと、籍を入れないパートナーに近い感覚で
ヴァレンタインは覚悟を決めたのかなあ。
特にシルヴィアはカトリックなので離婚はできない、という前提だし。
だけどやはり、ヴァレンタインの母は「愛人でいいの?!」と大ショックでしたからやっぱり日陰者ですよね。
騎士道と武士道、似てますよね。
だけど違うのは女性の扱いかしらwww
イギリスの階級も、士農工商に例えれば私達にもピンと来ますね!!
お家は何より個人より大事ですものね。
それから・・・「侍」じゃないです。「武士」って言いたかったんでした。
「ダウントン・アビー」の第1話を見た時も、家を継ぐ男子がいないと「お家断絶」みたいなところが武家社会みたいだなあ、って思ったんですよね。「騎士道」に対して日本では「武士道」なんて言葉もありますし(意味するところはびみょーに違うらしいですけど)、イギリスの時代物の階級とか貴族とかそういったものは、ちょんまげ時代の日本に置き換えると分かりやすいかもしれない・・・。
それからですね、一つ引っかかっているのがヴァレンタインの「愛人」問題です。
ヴァレンタインは「新しい時代の女性」だと思うのですけど、既婚者の愛人になるのはいいのかなあ!?新しい生き方をする女性だからこそ、結婚という慣習に囚われないんだと考えればいいのでしょうか。
でも愛人っていうとなんだか「日陰の女」みたいなイメージが・・・。
英語圏の人たちが「mistress」と聞いた時と感じ方が違うのかな~。これも英語の罠!?
そうですね!台詞の意味も言い方や表情でぜんぜん違いますよね!
あそこのクリストファーとシルヴィアの笑顔は
夫婦でいたチームとしての結びつきを感じるようないい顔でした。
原作ありきなんですが、脚本のトム・ストッパードはいい仕事しましたよね。
私も読んだわけじゃないけど、
原作ではもともと全4巻あって、ドラマは3巻の終わりで終わっているんだそうです。
で4ではクリストファーとヴァレンタインとの新生活も生活が苦しくなって
さらにシルヴィアがまた意地悪をしてくるらしく。
60分×5回のドラマとしてよくまとまっていました!!
なるほどねえ~。
あのシーンではそういったことも含まれているんですか。難しいなあ。
クリストファーはシルヴィアに対してキッパリ拒絶をするわけですけど、でもその表情はとても穏やかなんですよ。あそこのクリストファーが一番好きかも。それまで彼女に見せる顔は、無表情に近かったから、あんな顔をされたら後は退くしかないだろうなと思いました。
でも拒絶だけでなく、シルヴィアへの(ヴァレンタインとは異なったものですが)愛情とか信頼の気持ちもあったのじゃないかと。そんなことも感じさせる表情でした。
コメント欄で読んだんですが、原作でヴァレンタインとの間はに子供ができていたとか。そこ、変更になって本当に良かったと思います!!でなければ、既婚者でありながら他の女性との間に子供ができることの正当性を視聴者に納得させるべく、シルヴィアの描かれ方が酷くなってそうじゃないですか!クリストファーは禁欲的でないと。
クリストファーについてですが、「侍」みたいだなと思いながら見ていました。時代が新しくなろうとしているのに、不器用で実直で自分の生き方を変えられない。藤沢周平なんかの小説に出て来そう。そんなことを思っていたんですが、あれは「騎士道」なんですね。そうかそうか、と納得できました。
この台詞の直前に、ヴァレンタインは面と向かって「嘘よ!」とシルヴィアに怒鳴りつけましたが、この時代のこの階級でそういう直接的な話し方はしなかったので、クリストファーは
「君がいつもやってるように嫌なものに向かってピシャリと言ってるんだ」という意味で言ったのではと思っていますが・・・
そして、後半は私もWINTさんと同じ解釈で、そんなヴァレンタインと同調しているクリストファーを見て、シルヴィアにはそれこそが"pulling the string of the shower bath."であった。と。それをされたら、ハッキリ拒絶されたのだから、これは仕方ないか、無視されたり、ひどいことをして嫌がられているのに許されるよりも、その方が彼女にとってはクリストファーの心を感じたのではないかな~と。
いやー、英語の罠に深くはまるはまる。。。。(笑)
Miss Wannop means "pulling the string of the shower bath.
シャワーの冷水を浴びせるように、他人を驚かせて、動揺させる。そういうのがシルヴィアのやり方だ、とワノップ嬢は言っているんだ・・・ってことであってる?
で、そういうふうにクリストファーが言うこと自体が(今まで一度もなかったことなので)、シルヴィアにしてみればそれこそが "pulling the string of the shower bath."であった。と。
て・・・添削を!添削をお願いします!
早とちりは私の方でしたね!すみません!
でも今みたいに人気が拡大してる時にやったら
チケット入手はどんなことになっちゃうのか?!
と早くもまた早とちり妄想してしまいました。
人気が落ち着いたころにぜひ実現してもらいたいものです♫
3年前からのスケジュール・・・
確かに大勢の人が揃わないとできない生の舞台ですから
人気キャストとスタッフでやるのは大変なことでしょうね~!
動きがある故の発言と考えれば、3年以内の可能性が高い、と。
ワクワクしてきますね!
ああ、ありがとうございます。
Catlinさんの記事、The Times Magazineですね。
どういう意味合いであそこに並んでいたのでしょうね!
やって欲しいな~と思ってからふと気づいた、
私ハムレットって読んだことないです。
昔戯曲を若者向けに書き直した「シェクスピア物語」というのは
読んだことがありますけどそれですらすっかり覚えてません。
今なら実現するまでに時間はあるけど予習科目が増えましたw
自信喪失は私も何度も嫌になるほど・・・そのうち慣れます。
ベネさんいろんな機会に「ハムレットやるよ!」と発言されているようで。
いずれ、やるだろうな・・・的な希望的観測での書き込みとご理解ください。
映画、シャーロックのスケジュール、ざっと考えただけで
とても、舞台に何か月も割く時間はないだろうとは推測できます。
配役やら劇場を押さえるやらで、日本でも3年位前から動き始めないと舞台はできないと聞いたことがあります。
もうすでに何かは動き始めてはいるのではないかと感じています。
お騒がせいたしました。
何度もお邪魔してすみません<m(__)m>
すっかり自信喪失状態の紅薔薇でございます(^^;)
などと言いながら…
他の方へのお返事に関して私が何か言ってしまっていいのかどうか。
失礼になった場合は、どうかお許し下さいませ。
というのは、「ハムレット」のことなんですが、
あれは少し前に話題に上ったCatlinさんの記事の中の
And, soon, Hamlet, and Julian Assange, and Brian Epstein, manager of the Beatles.
というところから来ているのではないか、と。
というか、私の場合は、これが元になっています。
山籠りも楽しそうです。PCがあれば・・・www
いえ、私も皆さんの言葉で勉強になることばかりです。
感想や解釈は本当に個人的なもの。でも共有したり、共感したりで
また考えるとまた違う考えが浮かんだりして
シャーロックもそうだけど、良質な作品って
受け取り側しだいで、それぞれのレベルというか知識があってもなくても
感覚が違ってもそれぞれ個人差のある感情に訴えてくるんですよね。
ですので、自分の感覚を大切に感じて
なおかつ知識も興味のあるところから紐解いて行くと
まさその先に別のものが見えたりしますね、同じ作品に。
ハムレット、気になりますよね!!
いえいえ単なる感想というか邪推ですから、
皆さんの感想を読むのも興味深く新鮮です。
なるほど、クリストファーに拾って救ってもらったけれど
キズついたシルヴィアそのもの・・・そう言えば彼女自身が
「きれいな箱だけどね」とコンパクトのことを言ってましたね!
えええ?!原作ではヴァレンタインとの間に子供がいる?!
そうなんですかあ~~?!それはまた随分と脚色してるじゃないですか?
ストッパードさんーーーー!!!違う話じゃないですか?!
「愛とは語らうこと」「彼との会話が愛の表現だった」って台詞は
ではストッパードの創作・・・?す、すごく原作も知りたくなりました!!
そして「ハムレット」なんですけど、あれは、どのように決定した
どのような話なのでしょう?いつのまにか「やることになってる」んですけど
ソースを見たことがないのです。???
ニュース記事を何かご存知ですか?
こんばんは。
あらためてしましまさんの記事とみなさんのコメントを読ませていただいて、
今、ちょっと山籠もりでもしたくなっております。
自分の浅さを痛感中。
人生勉強足りないな。
hedgehogさんがお書きになっている『大体、あのシルヴィアに、「クリストファーが本気で…』のところ、「おお!!」でした。
そしてしましまさんのコメント。
うーーん、素晴らしい。(やっぱり山籠もりが必要かも)
そして、白猫さんが仰っている例の舞台「ハムレット」の話、
もう気になって気になって。(山籠もりしてる場合じゃないですね)
Bennyに薔薇を捧げたい…紅薔薇でした(^^ゞ
より解りやすく説明してくださってありがとうございます!
そうです、そうです!日本語吹替えだと「シルヴィアが夫は本気だから
身を引いた」ように思ってしまいますけど、そうじゃなくて、
そう!あの瞬間「シャワーの水をかける」の台詞は夫婦にだけしか
わからない部分でヴァレンタインちゃんは蚊帳の外なのですよね!
だからクリストファーの所有権はヴァレンタインちゃんに移動しても
あの夫婦の絆も強まり、三角関係のベクトルは同じでサイズが大きく
なっただけだとわかると、ドラマに描かれてない原作の最後の1冊部分にも
通じるのじゃないか・・・と読んでもいないのに妄想してますwww
・・・そうです!パレーズエンドでは平等に全員お風呂に入る、と
指摘してくれたのhedgehogさんですものね!!
スタトレ問題をパレーズエンドにあてはめたら、やはり物語の展開や
表現に一番かかわってないのはクリストファーのお風呂w
きっとあれは「バランスをとるために入った」に違いなくて
監督も脚本家も撮りたかったに違いないです。w
あの、ひびの入った恋人からの贈り物のコンパクト。
あれはシルヴィアの心でもあるけれどシルヴィア自身の象徴でもあると感じました。
贅沢で美しい、しかし、傷の入ったコンパクト。
その傷も自分自身で付けた修復するつもりもない傷。
クリストファーにあるがままの自分を愛してもらいたいのに
そのためならなりふり構わない行動さえとるのに
クリストファーはすでに真実の愛を見つけていた、ということでしょうか?
原作では父親が亡くなった時点でヴァレンタインとの間には
子供がいるようですね。
そうするとクリストファーとヴァレンタインの胸が苦しくなるような
愛の思いがまた違った受け止められ方をしかねないから
ストッパードは筋を変えたのかな。
ところで、ベネさんがやるという「ハムレット」
どんな声でハムレット演じるのだろうか?
「ハムレット」ならテキスト見ればセリフも筋もわかるから
映像にしてほしいものです。
パレーズ・エンドであれほど見事な19世紀の貴族の声を聴かせてくれたんだから。
紅はBennyだったとツイを読んでハッとしました!!
はい、反省猿です・・つい「ネットで周知の事は書いても意味がない」と思ってしまうのですが、そもそも情報を既にお持ちの方はわざわざ検索して私のブログにいらっしゃらない、と今さら。もちろん私なんぞよりもご存知の方も大勢いらっしゃいますが、知ってる情報量に関係なく好きなことで一緒に楽しい時間をすごせたらいいなと思いまして。
ヒビの件!なるほど~~!あれはクリストファーの心の傷?
見る人の数だけ解釈もあっておもしろいです。
象徴的なものも多々でてきて味わい深い作品ならではですね。
あのグロービー・ツリーとかも、色々考えました。
シャワーのシーン、そもそも"pulling the string of the shower bath."の意味が分からなくてしましまさんに教えてもらった私が言うのもなんですが、やっぱりあの日本語訳はざっくりしすぎ、というか、ちょっと意味合いが違いますよね!?
日本語吹き替えで観ると、あのシーンはまるでシルヴィアがヴァレンタインに恋の敗北宣言をしたかのように思えます。でも、英語字幕で観ていた時は、そういう印象は全くありませんでした。それは、シルヴィアはヴァレンタインちゃんに対して負けを認めたのではなく、しましまさんのご指摘の通り、クリストファーに対して「やられた、お株をとられちゃったわね」と思ったからでしょう。そういう意味では、あの瞬間、クリストファーとシルヴィアは最高に通じ合う夫婦だった、とさえ言えるかもしれません――大体、あのシルヴィアに、「クリストファーが本気でヴァレンタインを愛していると分かったから身を引く」という発想があるとは思えないんですが。
>「裸が多過ぎるからベネディクトのはカットした」発言を聞いた時、「パレーズ・エンドは平等に主人公3人お風呂に入ったのに考えすぎじゃ?」と思った人は私だけでしょうか。
はいはいはい、私も同じことを思いましたあっ!