全3回ミニシリーズの2回目です。
ジェレミーはすでにノーマンを殺す気ムンムンで、予てから相談していた親友のベッセルもだいぶその取り憑かれぶりに引き気味に。。。
しかしジェレミーの奥さんはノーマンの直球電話を一度とってしまったがために毎夜うなされ、しまいには寝ることそのものを恐れた・・・というジェレミーの話が本当だとすると、半分は自分のせいでもあるのに諸悪の根源がノーマンだと思い込んでますよね。いわゆるエリートにありがちな態度と思えます。
でも着々と自由党党首として地位を固め、元伯爵夫人と2度目の結婚もします。
一方、ノーマンは結婚するも悪妻に逃げられすぐに破綻。ノーマンの稼ぎがダメダメだったからでしょうね。。。それにノーマンが過去のジェレミーとの関係を嫁の家族にまで知られて(ジェレミーがナショナル・インシュランス・カードを発行しなかったからまともな仕事に就けないとかなんとか自分で言ったのでしょうけど)リンゴを木からもいだり卵を鳥から失敬したり頑張ったんですけれども功を奏さず(涙)。
キャンピングカーでの生活をしてたら未亡人に拾われるんですが、彼女も最初は味方になって力を貸してくれたけど、ジェレミーとの愛を隠さないノーマンに耐え切れずかわいそうな結果に。。。
そしてついにジェレミーと出会った北デヴォンに戻って馬丁や犬の世話、パブのおばちゃんに拾われて生活するんですね。その親切に泣いてしまうノーマンのシーンを作った脚本のラッセル・T・デイヴィスよ。。。君は天才ですか。
ノーマンの人生を通し、70年代のイギリスの田舎っていいところだったな〜〜としみじみ思います。
この手袋見ると、パディントン2のフェニックスさん思い出します。
ああ、道を譲ってくれたドライバーに手を振る姿も尊い。
ところでかわいそうな犠牲者のグレート・デンのリンカ。日本の名前だったんですね?!ノーマン君が雨の中「リンカ」って呼びかける声についキュン、殺人シーンなのにあまりにも実行犯ダメダメすぎて、こんな不思議なクライマックスシーン見たこともない。
私もペットにリンカって名前をつけたいなー、ウィショーさんに「リンカ」って呼んでもらいたいなーって、
変な気持ちのまま次週です。
第2話も美味しいシーンがてんこ盛りでしたが、中でもやはり極めつけは、
>その親切に泣いてしまうノーマンのシーンを作った脚本のラッセル・T・デイヴィスよ。。。君は天才ですか。
天才です、天才に決まってますーーー!!!
>殺人シーンなのにあまりにも実行犯ダメダメすぎ
優秀な殺し屋を雇うのって、難しいですねw
一連のダメダメぶりを観ていて、私は映画「アイ、トーニャ」のナンシー・ケリガン襲撃事件を思い出しました。誰かに犯罪行為を依頼しようとしてダメ人間がダメ人間を数珠つなぎで紹介していった挙句、最終的にドツボな結果になる辺り、展開がよく似ているなあ、と。
>ああ、道を譲ってくれたドライバーに手を振る姿も尊い。
ああ、「赤の他人が君に親切にしてくれるのは、君がけなげでいじらしくてかわいいからだ!」と声を大にして言いたい……。
>>第2話も美味しいシーンがてんこ盛り
はい、そう聞いただけでリピして噛み締めなくてはと言う思いに駆られます。
イギリスでは70年代から世間を騒がせたスキャンダルとのことで
ラッセルくんはニュースを見ながら本を読みながら想像力フル回転だったのでしょうねえ。
よくやった、よくやった。。。。
>>優秀な殺し屋を雇うのって、難しい
地位と権力のあるソープでさえも火種を遠ざけるとこんなことになってしまうんですから、
そもそもの主犯の知性が怪しいトーニャの場合、遠ざかるたびに知性レベルも落ちていったのも
無理がなかったのかと妙に納得できました。
>>赤の他人が君に親切にしてくれる
これはもはや才能ですよね!きっと本物のノーマンさんも天使の魅力があったのでしょう。
そうでなければ彼の人生の説明がつきません。