Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ビリヤニ好き

2020-05-25 18:25:00 | たべもの


ついこの前までレストランのテイクアウトには惹かれなかったのですが、ついにビリヤニ食べたさのあまりデビューしました。

私が「ビリヤニ」というメニューを意識するようになったのは、2018年の春にカタール航空の機内食で食べたのが最初です。

それまでにもきっと、インドカレー屋さんとかで食べたことがあったような気もするのですが、「味付きのゴハン」くらいの認識だったのだと思います。

カタール航空は、ヨーロッパへ南回りで行くので時間がかかることだけが難点ですが、それ以外は最高のエアラインで機内食もそれにもれず美味しいんですね。

それで欲深い私は、食事の時間になると真剣にメニューを見つめ「Biryani」という知らない単語に引っかかったのですが、もしやそれは中東の秘密の食べ物かしら?という神秘に取り憑かれてしまったのです。

蓋を開けてみたら、なんのことはない長い米のチャーハンみたいなものでしたが、この長い米のパサパサ具合とオイルと軽めのカレー味と何かのスパイスがいい仕事をしていたのでした。

イスラム圏に広く広まるお料理のようで、南アジアから中東まで色々バリエーションはあるようです。

それ以来、ビリヤニファンになってしまい、時折無性にビリヤニが食べたくなるのですが、インド系レストラン以外でどうやって入手して良いのかわからず、アメ横のアジアン・マーケットにまで探しに行ってみましたが(冷凍食品でないかな〜という望みを抱いて)そこはアジアはアジアでも極東と東南アジア方面だったようで、中東はまた別の括りのようです。

結局近所のネパールレストランで「ビリヤニ弁当」なるものをテイクアウトしました。カレーを食べる時の楕円プレートに移したら、半分の量でもう1人前くらいに。

美味しいのでおかわりもしましたけど完食はぜったいムリな大容量でした。きのうのお持ち帰りピザもまだ食べきってないし貯金ならぬ貯食が。。。

そうそう、買っておいたパイナップルドリンクヨーグルトがあったのでこれがスパイシーなビリヤニにぴったりでした〜。


ロスト・エモーション

2020-05-24 23:51:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


Huluが「The Great」というエカチェリーナ二世のドラマをエル・ファニングとニコラス・ホルトで放送している(少なくともアメリカで)と知ってからあまりの見たさに、別のニコラス・ホルトくん映画を探して見ちゃいました(笑)。

それが「The Equals/ロスト・エモーション」で、共演もお気に入りのクリスティン・スチュワートだったのでふたりを堪能できました!

大戦争で人類が滅亡しそうになって、戦争を引き起こしたのは感情であるとして、感情は病気だという近未来世界の管理社会のお話。

まずは寝ているサイラス(ニコラス)くんの横顔のアップから始まります!

その後クリーンで宇宙船のような部屋でシャワーを浴びて着替えて出勤するところを淡々と映します。

クリーンで快適そうな電車や職場も、サイラスくん目線と、彼のいる美しいスペースを全体に見えるように描かれ、

イーサン・ホークとジュード・ロウの「ガタカ」を思い出させます!



管理社会を描いたSFで、しかもセットだけでなく有名な建築家の作品をロケ地に選んでいて、「ガタカ」ではアメリカのフランク・ロイド・ライト、「ロスト・エモーション」では安藤忠雄の建築物なのです

・・・しかも日本の大学などで、つまりニコラスくんは日本にロケで滞在していたと・・・・?!わああああ、そこの学生さんたち、羨ましい〜

そして「ガタカ」ではひたすら美しいジュード・ロウを見ただけでも大満足でしたが、こちら「ロスト・エモーション」でもカメラがひたすら舐めるようにニコラスくんを映すものですから、ニコラスくんファンには大満足。

ちょっと惜しいのはクリスティンの方で、これは完全に好みの問題ですが、私はこの作品での彼女の役は弱すぎてあまり好みでないのです。

美しい彼女ですのでナチュラルなヘアメイクでも当然美しいのですが、ニコラスくんが身長190cmあるのでその隣に立つと160cmくらいの彼女がとても小さく見えてしまって。衣装がまたシンプルで男女同じなので身長差が目立ってしまってました。



製作総指揮はリドリー・スコットです。その割に今まで知りませんでした。



ああ、早く「The Great」も見たいな!!!

そうそう、公開が延々と延期中の「エジソンズゲーム」のニコラス・ホルトくんもいいんですよ。とても気障な洒落者紳士の役なんです。


ビオセボン&ピカール

2020-05-21 20:32:00 | たべもの


2月のロンドンで気軽にオーガニックやベジ食品を楽しんで、日本でもああいうカジュアルで美味しいオーガニック屋さんがあればなあ、と思っていましたが、

職場からはまあまあ近場に「ビオセボン」というフランス系のオーガニックスーパーがあるので、家にまっしぐらに帰りたい衝動を抑えて行ってみました。

花のパリ出身というわけで隣国イギリスのお店に似てるところもあり、それプラス日本独自の食材も同じコンセプトで置いてあります。特にお弁当やデリつまりすぐ食べられるものは現地調理ですので日本的なものが多めです。

お隣は「ピカール」という冷凍食品専門店で店内でつながっています。ここもフランスからの輸入が多く、洋食がほとんどで素材、調理済みお食事系、デザートまで幅広い品揃えです。外国のスーパーの冷食売り場のみのショップという感じ。

ジャガイモと肉料理の幅広い品揃えに西洋のホコリを感じますね。。。

それぞれのショップから2アイテムずつ買いました。



ファラフェルの元はイギリスからの輸入品でお湯を加えて丸めて揚げるだけ!・・・本当にはもう出来てる冷食で探したのですがそれはなかったので仕方なく・・・

できた!!!!!!!



念願のココナッツシュガー(iHerbでも散々探してなかった)を買えたのでプレーンヨーグルトにかけてみました。・・・でも色の濃い方にしたらただのブラウンシュガーの味なんですが・・・ココナッツどこ行った?



丸まったものが好きなんで、ミートボールとイモのセット、温めるだけ!



そして赤い実のクランブル。カスタードもかけたかったのでそれは自分でプラスしました。



うちの近所にはないちょっと旅行気分に浸れる食品、外食はできないしレストランのテイクアウトにはイマイチ気が乗らない私にぴったりでした。

ピカールはオンラインショップもあり、ヨーロッパ度はビオセボンより高いのでご興味があれば是非覗いてくださいませ。

ゴッズ・オウン・カントリー リモートライブQ&A

2020-05-20 01:06:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
今はライブの時に空白だった最初の1時間とチャット画面はなくなり配信されています



つい最近見た3年前の映画「ゴッズ・オウン・カントリー」の監督とメインキャストによるZOOMQ&Aライブが5/18(日本時間5/19朝)にYouTubeで行われました。

映画祭で大絶賛を浴びた作品ですので、掘り返すと過去インタビューもたくさんあるのですが、今現在の彼らの生が嬉しいです。

出演者:
フランシス・リー監督
ジョニー役 ジョシュ・オコナー
ゲオルゲ役 アレック・セクレアヌ
進行は配給会社のポールさん

まずびっくりしたのはアレックさんの洗練ぶりなんですが、このセッションの最後の方にフランシス監督の次作についての話があり、彼はその「アンモナイト」でも出演しているとのことで、なるほどケイト・ブランシェットやシアーシャ・ローナンとの共演だし話題作の監督作ということで、「売れて急にきれいになった女優さん」みたいな感じなんでしょうか。

ジョシュ・オコナーは相変わらずのシャイぶりで、ちっとも洗練されない感じがいいので、どうぞそのまま熟成されていただきたいです。

内容は監督さんの制作過程、キャストたちが出演するまでの経緯などの舞台裏ですが、印象に残った部分をご紹介しますね。

まずこの隔離時代に何をしてるか:

リー:執筆してるけど集中できないので散歩に行ってばかり(笑)。何もないところにいるからソーシャル・ディスタンスは大丈夫だよ。あとベジスープを作って、得意な料理?ベイグドビーンズだけだなあ。

アレック:PS4をして映画見てる。特に何も・・・

ジョシュ:庭に小屋を作ってて随分上手くなってきた。映画から学んだと言いたいとこだけどHOMEBASE(イギリスのDIYチェーン)で教わってる。

「今でも連絡取り合ってる?」というポールさんの質問にゆずり合う3人がまた可愛いです。「良い友人を得た」と言いながらも礼儀あり。

リー:何度も草稿を重ねる最中に新天地を求めてイギリスに来たルーマニアの人に出会い彼の体験を聞き、調べてみたらペンシルバニアの風景がヨークシャーにそっくりで農法も同じだったのでこう言う設定になったんだ。

ジョシュ:10年前に俳優として事務所に登録したころ、どんな役がやりたいかという話をした時に「ヨークシャーの人」と言っていたので、脚本を見た時、「わーヨークシャー映画だ!」ってなってね。何度も読んで「なんて魂のある話なんだ」とどうしてもやりたてオーディション用の動画をフラットメイトにとってもらったけど夜遅くて満足のいくものができなくて、もうダメだと思いながら送ったら役が決まってラッキーだった。

アレック:ブカレストにいた時キャスティングオフィスから話があって二度ほどオーディションを経て何人かのルーマニア俳優と一緒にフランシスに会った。初対面なのにいきなり陰毛の話をして、実直な人だとすぐわかった。それから3週間後にジョシュとの相性を試すためロンドンに行って、ケミストリーがうまく行って役が決まった。

ジョシュ:最初の5ヶ月は毎日電話で細部まで話し合ってジョニーという人物像を作り上げた。

アレック:僕もフランシスにキャラについて質問攻めにあってゲオルグの人物像、それまでの彼の人生を細部まで形作っていかなくてはならなくて電話切ってもそれで頭がいっぱいに・・・(この時「ジョンに会うまでの人生を」というところを「ジョシュに〜」と言い間違え照れ笑いしたのが可愛かった。もはやキャラと自分達がごちゃごちゃになってます。)

リー:ヨークシャー入りしてもふたりを離してしばらく住まわせて、土地の寒さ厳しさを実際に感じてもらった。そして俳優ふたりの友情が育っていくのがそのままジョニーとゲオルグの友情になっていくのをこの目で確認して素晴らしかった。ふたりが一旦離れるところでも実際にアレックにはロンドンに行っててもらってふたりが寂しさを感じるようにしたんだ。撮影中に子羊が柵から逃げてしまった時ジョシュはジョニーになりきってそのまま羊をガシッと掴んで続けたのを見て「さすがMy boy! 」と胸を撫で下ろしたよ。

アレックはほとんどのシーン一発でテイクが終わったけどジョシュは2〜3回かかったかな。

ジョシュ:実際に冷たい雨があちこちから吹き付ける辛い中、柵を作って実際に疲れた。

アレック:寒くてびしょ濡れの中だんだんとジョークを言うようになったり。

ジョシュ:凍るような池に飛び込む前の日雪が降った。アレックはパニックしてたけど僕は冷静だったよ。でも水に入ったらアレックは大丈夫で僕はほとんど幽霊みたいになってた。

アレック:すごくすごく寒い日で実際「死」が頭に浮かんだもん。

リー:僕は責任感のある監督だから水温もチェックしたし安全対策も万全だったよ。でも前の日にエグゼクティヴプロデューサーのメアリーに相談したら「放り込んじゃえば大丈夫」って言われて実際僕も「今だジャンプ!」って声かけて、そしたらアレックは優雅に水を掻いてたけどジョシュは死にそうになってた。あれは1回きりのテイクだったし15秒間全て使ったからね。(この辺みんな笑い潰れてたw)

ファンからの質問:サンダンスのプレミアでは大勢の観客を前に親密性のある作品を披露するのは緊張したか

アレック:それはもうわかってたことだから。だけどいつも観客の反応には緊張するよ。繊細な演技をすることは弱く晒し者になった気にさせるかもしれない。やっぱり僕は緊張した。みんなはどうかわからないけど。

ジョシュ:サンダンスはスポーツアリーナを映画館にしてるからそれは巨大なんだ。その巨大な観客の前に立つのは怖いよ。そこで映画の質問に答えなくちゃないんだから。

リー:僕には観客のことが気になってしまって無理だね。すごいだろ〜なんてリラックスできない。だけどみんなでこの映画をプレゼンして回る過程は、もう一緒に仕事を始めたときからそうだけど、お互いサポートしあい、お互いを愛して映画を愛する仲間で、それ自体が悦びなんだ。

ファンからの質問:影響を受けた作品は?(リー監督に)

リー:びっくりするかもしれないけど、ストーリー的には80年代のハリウッドスタジオ映画なんだ。「愛と青春の旅立ち」「プリティ・ウーマン」「ワーキング・ガール」ロマンチックなやつ。今はこういうの見ないよね〜 映画スタイルとしてはマイク・リー、ジャック・オーディアール、ダルデンヌ兄弟、テレンス・マリックかな。

ファンからの質問:動物たちの誕生シーンはどうやって臨みましたか

アレック:手伝ったことは一度あったけどほぼ初めてで大変だったよ。動物は予測がつかないしちゃんとしなくちゃというプレッシャーはあるし思い通りにいかないし。

リー:アレックが実際にラムを取り上げた時は感動して泣いてたよ。

ファンからの質問:何か今まで語られていない秘密を教えて

ジョシュ:ラストシーンにドアが閉まるところが好きなんだ。あそこは大切な意味があって、距離を感じさせるでしょ、あれから先は個人的なことなんだよ。

リー:先週ジョシュとも話したけど、もし続編があるとしてもしばらくはないよ。全然考えたことないし、実は作りたくない。

司会:みんなおこだね。

*この辺から割と真面目なジョニーの心の話とか、この映画の自分にとっての意味についてなどがまとめられて〜

ジョシュ:滅多にない体験ができた。初めて見た人の感動を聞くたびに映画が大きな怪物になってくるような気がして〜もう映画は見れない。それにあのラストの曲を聴くだけでも耐えられないよ、ベルリンやサンダンスで上映中に外の誰もいないところで寂しくアレックと待ってたんだもの。

*〜〜リーとアレックの次作「アンモナイト」の話

ジョシュ:僕は出てないよ〜

アレック:僕以外は素晴らしいよ〜とってもフランシス的!ゴッズ・オウン・カントリー好きな人はみんな好きになるよ。

リー:まだ公開はいつかわからないけどシャットダウンの直前に終わった。ラッキーだったよ。みんな制作中に中断せねばならない時に。

・・・とまあ、意外にも俳優のジョシュとアレックは始終照れながらカメラに映ってて、自分を見せることが仕事じゃない監督と司会者さんはかなり落ち着いて話してました。俳優さんって自分自身を見せることはプロじゃないってことなのかな。いや、堂々とトーク番組に出る人も多いし、このふたりがまだ初々しいということで!是非、YouTube覗いてください。









キャビン・プレッシャー再放送!

2020-05-18 19:15:00 | Cabin Pressure


こちらのスクショは過去ログじゃありませんよ!

ぬゎーーーんと、再放送が始まったんですよ〜〜!!!!!

5/17から毎週日曜日UKタイム19:15にBBCラジオ4にて毎週1エピずつ放送されるのです。放送された後には1ヶ月間BBCiPlayerで聞けます!

ラジオは日本からも、姑息な高度な技を用いなくても利用できるのです。

日本時間だと月曜の朝3:15ですが1ヶ月間聞けるのだからOKですね。

外出禁止による自己隔離生活で生まれた「Cabin Fever」エピ17で作者のジョン・フィネモアも再放送のお知らせをしています。

Cabin FeverはクレジットにもBBCラジオ4とプロデューサーのデヴィッド・タイラーさんの名前入りで公式商人のチャンネルながら、始まって2ヶ月になるのでこの本編再放送は後付けで決定したのでしょう。

コロナ禍でエンタメ界はライブはできない製作も進まないと停滞せざるをえない状況ですが、こういう名作にまたスポットが当たるチャンスが来ようとは、それはそれでスピードも量もアップした21世紀に、一度立ち止まるチャンスが与えられたとも思えます。

聞き取りの難しいところは、よろしかったら左のカテゴリー「Cabin Pressure 和訳index」のところからエピを引き出すとスクリプトが読めますのでどうぞご利用くださいね。私の不完全和訳つきですが、ご参考になれば。