Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ルイス マラソン

2020-07-25 15:07:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
連休にはつきもの(?)らしい24時間TVならぬ「ルイス33話一挙放送」という地獄のマラソン大会に参加中です。

先月くらいから毎週木曜日に「ルイス警部」2本立てと「主任警部モース」1本のセットメニューを出してくださったのでAXNミステリーチャンネルを再契約したところでしたし、ルイスは3年くらい前に全話見たのですが記憶がすっかりなくなってきたのでいいタイミングだったのですが、

きのう24日の12:45から始まり、間に5~20分のCM(それが高齢者向けの商品ばかりなのナゼ?!)を挟んで本当に延々とルイスですのですごい耐久戦です。

こんなふうに。。。




でもゲストにルパート・グレイヴズさんとか、思わぬスターが出ているとまた楽しくなってしまいます。けっこう無名時代に出演してる俳優さん多いです。



もう疲れてきて、ながら見でいいやとTVつけておくとつい気合い入って見てしまうので健康に悪いことこの上ありません。

明日は仕事があるのでひと休み、そして明後日の早朝に最終回が入っているという過酷なマラソン、果たしてゴールできるかかなり自信ありません!




ヴェンキ 

2020-07-24 12:10:00 | イタリア


6月末ごろ、最新のビル「大手町ワン」での仕事で面接を受けたのでビルを見に行きました。当時グランドオープンしているはずがコロナでまだ一部しか下の店舗やレストランもオープンしてませんでした。

しかし面接のためというのは自分への口実で、実は「ヴェンキ」というイタリアのチョコレート屋さんが真の目的、そこは華々しくオープンしていたのですが・・・

イタリアのチョコと一口に言ってもそれはピンからキリまであります。

私は義理の両親が住んでるのでそれを口実に(いつも口実が多い)イタリア国内の他の町も幾つか訪れたことがありますが、イタリアでは街中にガラスケースに並んだチョコなどを1個から選んで箱に好きなものを好きなだけ詰めてもらうちょっと高級なお菓子やさんが日本の個人の和菓子屋さんと同じくらいあるわけです。

ヴェンキは北部のピエモンテの老舗とネットで読んで、ピエモンテという名前は夫の友人が住んでいて私も遊びに行ったことがあり可愛らしい田舎町だったし親近感もあり、

そういうのを想像して大手町の真新しいビル地下に喜んでさりげなさを装って駆けつけたんですが、老舗高級店とは私の予想を超えたプライスレンジでありました。

お店もピカピカの豪華さで、多分、イタリアの石の建築物で中は重厚なダークな作りのビルに映えそうなゴールドと白が基調。でも東京のビルは外も中も白っぽいのが基調なので、眩しさは半端ありませんでした。

やはり、庶民の家族や友人はイタリアでも庶民、行くところが違うのでしょう。チョコレートを3個選んで重さで測ってつけてもらった値段がこちら。



でも、嬉しいニュースも仕入れました!

ジェラートのお値段は、バスキンズ31やハーゲンダッツとそれほど違いませんでしたので、大手町へ行ったら、皆さん、是非、豪華ジェラートを楽しみましょう!!


リトル・ジョー 感想

2020-07-23 16:33:00 | ベン・ウィショー


おもしろかった!もう少しで配信で見ようかな・・・(コロナ怖い)と迷いましたが、やはり大きいスクリーンはいい。たとえアップリンク渋谷のミニシアターでもうちのスクリーンよりは何倍もあります。

7/19記事のウィショーさんインタビューの通り、「DNA操作した新種植物リトル・ジョーが人間を操りみんなハッピー・エンド」というストーリーにも「人間が自分の願望や他人が思い通りにならないことを植物に操られているという妄想に取り付かれるが、結局人間は自分の信じたいことを信じる」としてもどちらだとしてもとにかく話はきちんと収束して幕を閉じる。

これを可能にしているのが俳優さんたちの、曖昧な(つまりどっちにも取れる)演技の大集成で、その演技を可能にしたのが、ウィショさんインタの「監督が明確に指示せずに何度もなんどもテイク」した手法なんですね!

しかし学術的にも「植物にも感情がある」とか「植物は実はかなり動いている」とか証明されていると聞いてますので、このストーリーは現実にあり得ると思ってしまいますし、

うちには金魚のチャーリーと貝のサミュエルがいるんですが、名前をつけて、「チャーリー、ママ行ってきますよ、お利口さんにね」とか話しかけてますし、金魚の方は自分の名前と「ごはん」という単語は覚えて、私が部屋に姿を見せると尻尾を振って喜んで反応するのがかわいいですから(貝は残念ながら私には読めない)植物相手の会話だってしている方も多いことでしょう。

して、この映画、すごーくフォトジェニックでぶっ飛びました!衣装、インテリア、建築物、僻地の家、と全て計算された絵になっています。

主役のアリスのマッシュルームヘアだって研究者にしてはオシャレすぎるし、その割には研究や息子への態度はこう人いるだろうな、とリアルなんです。

それは母子家庭の食卓も同じで、いつもテイクアウトが美味しそう。上の写真の紙袋は「Yo! Sushi」に見えますが「活」って・・・freshのことか?どうしてもお醤油皿は各自用意しようよ、テーブルの真ん中に置いてシェアしたら絶対こぼすよ、と声をかけたくなりますよね。 



植物研究所のカフェテリアも実に美味しそうで、ケーキやクリームもりもりのドリンクにも目が釘付け。キラキラウィショーさんがキラキラケーキを食べてて見るのも忙しいです。ああ、あの研究所で働きたい。



そして無駄に美しかったのがフェニックスくん。何か役目をあげて欲しかった!ウィショーさんが先輩研究員の噂話を延々とするのを延々と聞いていたこと、そして「彼女が事故だから代わりにお世話をお願い」ととってもスィートにお願いして早引けしただけのような。。。しかも私はそのお願い聞きながら「彼女じゃなくてベンジャミンとデートでしょう!」とひとりツッコミしていました。(*映画「ベンジャミン」でコリン・モーガン演じるベンジャミンの恋人役なのです)



映画館にもリトル・ジョーが1輪。



客席ではテディベアが隣に座ってました。



ところでリトル・ジョーってちょっと彼岸花に似てますね。あれはヨーロッパの方にもあるのかわからないけど、伊藤 貞司の音楽の耳なし芳一っぽさと相まって、オシャレな世界をオドロオドロに演出するのにぴったりのデザインだと思います。


僕は薔薇

2020-07-20 19:41:00 | いろいろ
体調を崩すとふだんすっかり忘れていた記憶がいきなり蘇る現象は私だけでしょうか?

遥か彼方のアパレル販売員の記憶→デパート社員さんから2割引社販枠を借りてロメオ・ジリのコートを買った→原田智子というマンガ家さんがキャラにロメオ・ジリの服を着せてた

という流れで、原田智子のマンガが好きだったなあ!と思い出して検索してみたら、

1994年初版

ボリショイ・バレエのパロディ「ポリショイ」バレエ団のマンガがあったので中古本を買ってみました。やっぱりおもしろかった。





そして、この漫画家さんについて検索すると、作品ではなく驚いたことに訴訟事件がトップに出てきました。

でもそれが「皇室パロディの原稿に編集部が無断で変更を加えた」と作家さんが出版社/編集社を訴え、最終的に勝ったという事件と知り、納得しました。

英国王室パロディドラマ「ザ・ウィンザーズ」などはハチャメチャにロイヤルファミリーをこき下ろして下品ですけど、日本の皇室ではそんな事態は絶対起きっこない、と先日ドラマ好きお友達とも語ったばかりだったので、1990年代に日本に皇室パロディを描いたのが私の好きな作家さんだったと知り感慨深かったです。

さすがにその事件後はマンガ家としての活動はほぼないようですが、おそらくその事態を予想しても、大企業、しかも雇用主のような相手に個人として立ち向かった姿勢は、

私がもともとファンになった作品「めぐと幸宏ちゃんシリーズ」でその時代もてはやされたメジャーなコンサバ女子大生への攻撃から1本筋が通っていました。





Little Joe ウィショーさんインタ

2020-07-19 00:00:00 | ベン・ウィショー

写真はAcura Festival Village(2020)での「Surge」インタから

「リトル・ジョー」が昨日から劇場公開されています。もちろん私もさっそく見に行く予定だったのですが、肝心な日に持病の頭痛がきてしまいました。(クソ〜)それでも一旦は地下鉄に乗って渋谷に向かったのですがやはり頭痛がまだ直ってなく、スマホでその日の東京のコロナ感染者がギネスを更新したと知り、フラフラして映画に集中できないばかりか渋谷のアップリンク(劇場)は駅からちょっとあるので駅や通りの雑踏でウィルスに捕まったら弱ってる私はいい餌食!みすみす体をコロナに許すにはこの世に未練がありすぎる・・・反対方向の電車に乗り換え帰宅したのでまだ見てません。涙。

イギリスでもLittle Joeは新作で、今、BFIのサイトやiTunesで配信、月曜には円盤が発売になるとのことで、BBCラジオKermode and Mayo's Film Reviewがベン・ウィショーさんをインタビューして映画を紹介しました。

ウィショーさんの出演舞台「ジュリアス・シーザー」もちゃんと見に行ってたり「Little Joe」は3回も見たと言っていてさすが2001年から続いてる映画番組ではあります。

ライブでウィショーさんゆっくりしゃべっているので聞きやすいです。ぜひ聞いてみてください。ざっくりと分かるところ和訳書いておきますheadphones

まずこの2ヶ月ほどどうしていたか:

ずっとベスナル・グリーンの家にいてなんかずっと気が滅入って不安だったからちっともクリエイティブじゃなかったです。

舞台「ジュリアス・シーザー」が移動式ステージでファンがベンの場所をずっと追っかけて動いていたことについて。ほとんどトップオブポップスみたいだったよ:

気づいてなかったの。僕はステージで観客を見ないようにするのは得意で、ファンに気づいたのは終わって劇場のフォワイエに行ってからやっと。

Little Joeについて教えて:

科学者アリスと彼女の同僚、僕の演じるクリスが共同で植物を遺伝子操作して、世話する人をハッピーにさせる種を開発しているんだけど、もう一人の科学者が植物が人間を操り自らを増殖し人間の脳に侵入してくる可能性を高めてしまう。

あなたのキャラについて。不気味だよねー、陰険で:

実はもう撮影から2年も経っているので見直して来たんだけど、自分が不気味で不安定で、気持ち悪いのに改めて驚いた。

植物がどうやって人に作用するのか?:

たぶん、植物は抗鬱剤を生産して人の気分に作用する。人が植物に話しかけて育てると植物は人をハッピーな気持ちで満たしてくれる。でも感情が人を侵略してきて人格が変わり、登場キャラは皆植物に乗っ取られてしまう。

「Little Joe」はどう解釈しても成り立つ。唯一の真実というものはない。そこが天才的なのだがこれを監督されるというのはどんなものか。:

そこに気づいてくれて嬉しい。実は僕も大好きな点だから。撮影時に細部は何も決定されていないのであの仕事はすごく大変で、実際ジェシカ(監督)は何回も何回も何回も撮影を繰り返すんだ。細部を小出しにしてきて最初から全てが準備されていない。役者がセットに臨んでも部分的に隠されていて正確にできる可能性が限られている。緊張や集中続くのは彼女が的確だから。やっとのことでいいなと思たけど、エキセントリックで妥協がないのでわかるまで時間がかかったよ。

ボンド、メリーポピンズ、パディントン、そして素晴らしいインディーズ作品のSuege(「Beat」の監督との新作)、そして本作、とどうやって出演作を決めるの?:

脚本を送ってもらって読んだら、変で、不安定で、何が起きているのかさっぱりわからない。出てくる人がみんな不安になって、そこに興味を持った。ちゃんと映画になるのか、形になるのかさっぱりわからなかったから。
そして脚本をいったん置いておいて、彼女の前作RourdesをDLして見てみたんだ。信じられなくて、頭がすっ飛ばされてね、彼女は滅多にいない芸術家だとわかった。実際に会ったらかわいい人で、一緒にいて心地よい人で、ユニークな視点を持っていて、その時点でもう決断は難しくなかったよ。

ボンドは本当に11月だよね:
(*コロナで劇場が封鎖、再開と決定後もなかなかオープンしない状況などからの質問)

何も答えられないよー

でもQやるんだよね?:

答えられないー

(ということでボンドの話は固く口止めされているようで)

*この後メリーポピンズやパディントンの続編はもう絶対にない。あるとしたらそれはもう僕が死んでからとかw 80年ごとか でもパディントンはニコロディオンのシリーズで声を続けてるよ。とお話が収束しました。


7/19追記
放送の同日午前中、The Playlistがボンドの公開を今年秋から来年春に延期を検討中という記事を出してました。それを受けての質問だったようですね。当然決定のニュースではないのでウィショーさんも知ってたとしても何も話せないですよねー