母を引き取って暮らし始めたのが、5年前の昨日でした。
18歳からずっと独り暮らしだった私には大きな変化の年です。
その時すでに57歳でしたので、40年近くぐうたらな生活.。
お恥ずかしい限りです。
それが母の介護を始めた途端に「ちょっと早く起きよう」「ご飯は私が作ろう」「介護のことを覚えねば」とガラッと生活が変わります。
仕事に向かっても気が気でない生活でもありました。
しかし、上手には出来なかったのですね。
気が付けば母は寝たきりになり、最後は病院に入ったきりになるのです。
そして、たった3年の介護で旅立ってしまいました。
母と暮らすために大き目のマンションに越しましたが、わずかな期間でガランとした生活に逆戻りです。
何度も書いていますが、親御さんが御健在の方には、早いうちから大事にしてあげて欲しいな、と思います。
「親とは疎遠だ」「子供の頃から仲が悪い」という方もいらっしゃるかと思います。
でも「いざその時」には後悔しかありません。
住居に関しても、介護の知識に関しても早すぎることはありませんので、どうぞ早めに取り組んでいただきたいな、と・・・・
全て私の不細工な介護からの反省です。
樋口誠