つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

写真館

2014年01月18日 | 徒然に、

今は「フォトスタジオ」というのだろうか?私の子どものころは「写真館」といった。

まだ家庭用カメラの価格が高く、扱いも難しかったころの話だ。写真はプロに撮ってもらうものだった。

何か機会があると写真館に行って“家族写真”のようなものを撮ってもらったように思う。

写真館は少し埃っぽいにおいがして、家には決してない猫足の椅子やテーブルがあった。

立ち位置や座る位置、手や足、顔の位置、丁寧に丁寧にポーズや表情をつけられて、

さあ皆さんレンズを向いて…とシャッターを押されたものだった。

焼きあがった写真は、薄暗い印象の写真館で撮ったものとは思えないほど明るく、時に温かく感じるものだった。

 

デジカメ全盛時代に逆行するかもしれないが、私はフイルムで撮った写真が好きだ。

撮り手の考え方によるのかなとこの頃は思うようなったが、

どうもデジカメで撮った写真は薄っぺらく奥行きが感じられないものが多い。

それぞれに長所短所があり、好き嫌いがあるから一概にどうのとは言えないが、

このたび、成人式のために晴れ着を着た娘の記念写真をお願いしたのは、

東側に大きく窓がとられ、とても明るくて今風で気持ちのいい雰囲気の近所のお店にお願いした。

ここは、ママ友に話してもあまり知られていない言ってみれば“穴場”

予約の電話をしたら「美容院が終わったらいらしてください」と実にゆったりとした返事だった。

自然光にこだわっているので、撮影はお日様が上がっている時間だけという注意書きがある。

冬場は午後2時ごろまでなんだそうだ。着付けをやってくれた美容院でもセットで写してくれたが、娘に話したら、

「自然光で撮ってもらいたい」といった。

当日はあいにくの吹雪。足元の悪い中、慣れない着物に悪戦苦闘の娘を運んだが、

出来上がりの写真を見て、大変だったけれどここにしてよかったと思った。

 

娘の緊張をほぐすことも含めてデジカメで何回か試し撮りをし、露出をきちんと確かめて、

一眼レフで撮られたその一枚は、娘のはにかんだ笑顔をばっちり写し取っていた。

着物の優しい色合い、奥行きもあり、晴れ着を着たという印象を感じさせてくれるものになっている。

思わず出た一言が 「うわあああ、可愛い」

その手ごたえは、子どものころ写真館で写したものを初めて見たときのあの感じに似ていた。

 

デジカメでスナップ撮りしたものもサービスでと手焼きに焼いてくれた。

「写真は記念ですから」

あまりあれこれ宣伝しない若いご主人の、これだけの腕をもっているのに普通の住宅地に店を構えてやっていこうという気概。

そして、プロの仕事を感じた。

すごいなあ、これはお金をはらってもいいと思う、いやそれ以上の価値のある写真だ。

 

着物の手入れの時にお世話になった姉のお友達に、スナップを送ればいいと考えていたが、

この一枚でお届けしたいと思い、焼き増しをお願いした。

ああ、いい写真だ。またいつか機会があったら撮ってもらいたいなあ・・・。

 

 

 

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明日は、

2014年01月17日 | 日記

センター試験

どうしてもこの時期、札幌は寒いし吹雪く。

せめて朝だけでも天気が悪くないといい。

昨日の新聞によると、JR北海道では万が一天候により列車に遅延が生じた場合、

受験生専用の対応をすると書かれていた。

それは、明日のセンター試験だけではなく、国立大学の前期、後期、

私立高校A日程、公立高校、すべてに開設するということだった。

 

受験生のみんな、頑張れ! 受験なんかに屈するな!

だって若いあなたたちの、二度と来ない今、素晴らしい挑戦の時間が始まるのだから…。

胸を張っていい…そこにいるというだけで、あなたの努力はわかるものだから…。

あなたがたらしいチャレンジができることを、心の奥底から祈っています!!

 

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都知事選とは

2014年01月15日 | 世の中で起こったこと

東京都知事選が行われる。

東京に居ると、ニュースや新聞で盛んに取り上げられているからなんとなく関心が向くが、

札幌に戻ると大したことではないかなあと思えてくる。

東京の人は少し勘違いしている…かな?

東京のかじ取りが日本を引っ張っている…東京がつぶれたら日本がつぶれるほどの気分のようだ。

あははん?おかしかねえか?

確かに東京がつぶれたら日本全国に多大な影響が出るだろう、やっていけなくなるのかもしれない。

だけど東京っていったって、たかだか一地方じゃねえか!

東京がつぶれたって、北海道は生きていく!ほかの土地だってそうだろう?

経済の大きな発展は望めないかもしれないが、この土地につながって生きる、一番大切な生き方はできるんだぞ!

なんだかピントが東京がよくなるようにというところにあっているから、部外者になるととたんに覚めてしまう。

あ、私は関係ないのね  みたいな。

自己中 なんだよな…東京って。

原発も、一人暮らしの老人も、自然災害、etc.etc. 面倒なものは全部他県に押し付けて、

金持ちが暮らしやすいように、暮らしやすいように、そうやって貧乏人は弾き飛ばされていく。

ふううううう、細川さんでも、升添さんでも、誰でもいい、

東京のかじ取りは東京もんのエゴで動かしてはいけない…と、地方のおばちゃんがやきもきしている事

伝わるといいなあ!?

 

 

 

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うちの娘がいっちゃん可愛い

2014年01月14日 | 日記

沢山の新成人が晴れ着に顔をほころばせながらいました!

男の子も、女の子も、

どの子も、若々しくて、元気いっぱいで、きれいで、華やかで、

でも、うちの娘がいっちゃん可愛いかった!

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吹雪です

2014年01月13日 | 日記

今日も当地は吹雪です。

その吹雪の中、ただいま次女を美容院に送ってきました。

そーです!今日は晴れの“成人の日”です。

長女は「いいや」といったのですが、次女は早くから「着物が着たい」と言い、

着物なんてそれこそ成人式と友人の結婚式以来とんとご縁のなかった母親をドキドキさせてくれました。

幸いに、姉と私の使った中振りがまだそのまま残っていて、

さすがにそのままでは使えそうになかったので、姉が着物に詳しい友人に相談してくれて手入れをしました。

こちらには着付けを頼める親しい美容院もなく、

末っ子のクラスメイトのお母さんが「花嫁さんも着つけられる」という美容師さんだという話を聞き、

遠慮なく相談。 秋口に着物を見に来てくれ、いろいろと教えてくれました。

何よりびっくりは、草履にも「冬草履」があることです。

考えてみたら当然ですが、普通の草履では雪の上を歩くことができません。

なので、室内では華やかな夏草履を使うのですが、外歩き用に冬草履が必要になるそうです。

ブーツでもいいらしいのですが、袴にブーツは見慣れましたが、振袖にブーツはまだ目が驚いちゃいます。

そして今日を迎えました。

娘も人生初の着物で緊張してきたようですが、行ってみると、もうお支度のできたお嬢さん達がいました。

華やかでとてもきれいで、そしてその中に高校時代のクラスメイトを発見。

笑顔が戻りました。

仕上がりが楽しみです。

 

ああ、大きくなった。

次女には忘れられない思い出がある。

彼女はドラえもんが大好きだった。ある日、子供服売り場に行ったら、マネキンが胸に大きなドラえもんをあしらった青い

ズボンをはいていた。サイズは当時の娘より大分に大きかった。

そして、そのズボンはマネキンが着ているそれ一枚で、ほかにはなかった。

「またこの次ね」といったのだが、珍しく次女がごねた。

地団駄を踏む という言葉があるが、私は初めてそういう状況の人間を見た。

まさしく地団駄を踏んで、自分の要求を通そうとしたのだ。

なんだかあっけにとられ、その後、洗濯する以外はほとんどそのズボンで通すことになる

思い出のドラえもんズボンを買ってやった。

 

その娘が振袖です。

きれいな写真はまた続報でお知らせします。

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