「俺たちの明日」これも韓国のリアル

「俺たちの明日」★★★
ユ・アイン、キム・ビョンソク主演
ノ・ドンソク監督、2006年、韓国、93分



韓国の若手監督の作品。
洗車の仕事に将来性を見い出せず、
何かすることで、もっと
より良い未来を手にしたいと願うが、
どうしたらいいのか分からず、
とりあえずの仕事の最中に
人を傷つけてしまう。

恋愛や最新の韓国の風俗を描くでもない、
これもひとつの新しい韓国映画。

ソウルの街を歩くと
どこもピカピカの新しい街という印象が強い、
もちろん南大門などの市場は
ゴチャっとしてるが、こちらはこれで
物凄い活気とパワーを感じる、
でもそのすぐ隣に取り残されたような
場所もあるのだ。

映画の出来は粗削りで
所々に素人っぽい演出も見え、
映画として成立するギリギリのような
幼い部分もある。

でも考えてみれば
人の毎日はそんな洗練さとは
掛け離れたもっと生々しく
もっと稚拙でもっと精一杯で
どうしようもないものかもしれない。

救いようのない現実を見せつけられるが
見終わってどこかに希望があり
なんだか悪くないなと感じた。

★１００点満点で６5点★

soramove
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韓国も格差が問題になっている、
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それでも幸せを実感出来る社会は可能な気がする

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