soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「純喫茶 磯辺」コーヒーの香りのしない喫茶店

2008-07-21 00:24:29 | 邦画
「純喫茶 磯辺」★★★
宮迫博之 、仲里依紗 、麻生久美子 主演
吉田恵輔 監督、113分、2008年



こういう映画って
「かもめ食堂」がヒットし、次の同じつくりの
「めがね」まで当たれば、これだってって勢いが
感じられる、そのあたりの安っぽさを
分かっていながら、それでも見てしまう観客が
なんと多いことか。


これは見終わって「つまらない」と言う人は少ないだろう、
最初からそんな「心に一生残る作品を
期待してもいないし、そこそこ脱力系の笑いは
ちゃんと見せてくれてるしね。



じゃあ、どうだったのかと言うと
ワリと面白かったけれど、
これがそのうちwowowで放映されても
録画しないし、TVの深夜枠で放送されても
見ないだろうな。

でもレンタルで目にしたら、「半額」に日なら
借りてしまうかもしれない。


そんな不思議な映画だった。


喫茶店は世の中から
どんどん消滅している、その代わり
行くことが生活スタイルのようなスタバや
廉価がウリのドトールのような
どこでも同じ顔の店は増殖している。

だから思いつきで喫茶店なんて
どだいムリなんだ、そのムリなところが
この映画全体を包み、
そのはかなくもオカシイ感じがこの映画の
ムードでもあるのだ。

何かきっかけがあれば
今とは違う自分になって見たいのは
誰だって思うこと、映画では簡単に
「それから一年」なんて出てくるけど
これからの一年後なんて誰にも分からないから
根拠の無い夢のような一年後に思いを馳せるのだ。

この純喫茶磯辺が近くに出来ても
コーヒーを飲みに行こうとは思わない。

★100点満点で65点

soramove
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この映画に要求するものは全部出てくるので
物足りなさはないけど、斬新な何かは提示されない

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