「1987年冬」★★★☆
ヤン・プーティン監督、2007年、日本・中国、101分

1978年の冬、
中国北部の小さな村、
年の離れた兄弟は西幹鉄道に乗り
兄は工場へ、それを見送るように弟は
学校へ通っている。
荒涼とした風景
赤や黄色などカラフルな色は全く見当たらない、
30年前の中国の一地方の姿だ。
映画のチラシのコメントに
「家族の囲む食卓のシーンが多く登場し、
非常においしそう」とあるが、
そうかなと思う、
薄暗い部屋で暖かいだけの食事をし、
会話も無くおかずで食卓が埋まるわけでもない、
そちらかというと惨めな光景に見えた。
それは飽食の日本だからかもしれないし、
その食卓はかつての日本の風景でもあったかも
しれないが、美味しそうには見えなかったな。
毛沢東の死から2年、
改革開放の時代の足音が
寒村にも聞こえ始めた当時
その象徴のように北京からやってきた美しい娘。
穏やかな日々が色づき始め
小さな池の中心に小石が投げ込まれ、
同心円が広がるように
いくつかの事件が起こる。
劇的な要素より、毎日の暮らしを
丁寧に描いたことで
そこで暮らし生きることについて
考えさせられる。
ここに描かれた生活に憧れはしない
けれど、どんな状況でも人間はきっとなんとか
やってきたし、これからもやっていくのだろうなと
明るい希望は冬のやわらかい日差しの中に
見えた気がした。
★100点満点で70点★
soramove
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あまり褒めた感想かいてないけれど、こういう映画は結構好きだ。
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ヤン・プーティン監督、2007年、日本・中国、101分

1978年の冬、
中国北部の小さな村、
年の離れた兄弟は西幹鉄道に乗り
兄は工場へ、それを見送るように弟は
学校へ通っている。
荒涼とした風景
赤や黄色などカラフルな色は全く見当たらない、
30年前の中国の一地方の姿だ。
映画のチラシのコメントに
「家族の囲む食卓のシーンが多く登場し、
非常においしそう」とあるが、
そうかなと思う、
薄暗い部屋で暖かいだけの食事をし、
会話も無くおかずで食卓が埋まるわけでもない、
そちらかというと惨めな光景に見えた。
それは飽食の日本だからかもしれないし、
その食卓はかつての日本の風景でもあったかも
しれないが、美味しそうには見えなかったな。
毛沢東の死から2年、
改革開放の時代の足音が
寒村にも聞こえ始めた当時
その象徴のように北京からやってきた美しい娘。
穏やかな日々が色づき始め
小さな池の中心に小石が投げ込まれ、
同心円が広がるように
いくつかの事件が起こる。
劇的な要素より、毎日の暮らしを
丁寧に描いたことで
そこで暮らし生きることについて
考えさせられる。
ここに描かれた生活に憧れはしない
けれど、どんな状況でも人間はきっとなんとか
やってきたし、これからもやっていくのだろうなと
明るい希望は冬のやわらかい日差しの中に
見えた気がした。
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