クリント・イーストウッド監督
マット・デイモン主演
イーストウッドの死生観が現れている映画らしい、霊能者が主役らしい、臨死体験などの内容があるらしい・・・というので非常に興味を持ち、1人で見てきた。
私自身のこういった内容の事については、実際の体験は全くなく、母や親戚や職場の人から聞いた話とか(体験談)TVからの情報だけ。
どうやら死後というものがあるらしい・魂は不滅らしい・・と漠然と思っている。
と同時に学校で、解剖学やら精神科学などの勉強をし、人間も動物も細胞から出来ており、感情などは脳細胞があっての事・・・と思っている。
死イコール肉体・細胞の死、つまり何もなくなる(無)・・・怖いという感情も無いのだ。
しかし、生きている人間は感情を持っており死の恐怖は常にある。その恐怖や死を受け入れなければならない。必ずやってくる細胞の終わり。
無であり暗闇であり・・・はあまりにも希望がない!今を生きていくうえでも、亡くなった家族が自分を見守ってくれているとか、今生きている事は魂の成長であり、肉体があって魂はよりたかみに行ける!・・・と考えた方が、今をより良く生きる事が出来るだろう!
臨死体験をした女性記者(パリ)、死者の声や一瞬の未来を見ることが出来る霊能者(サンフランシスコ)、双子の兄を亡くして兄に会いたいと霊能者を探す子供(ロンドン)。
この3人がロンドンで出会う・・・
そして3人がそれぞれ未来に希望を持つ結末、まさにヒューマンドラマで上質な良い映画ですね。
クリスチャンが進化論を学びながらも、アダムとイヴをも当たり前の事とし、両方が自分の中にある。
人間は希望が無ければ生きられないし、愛が無ければ生きていけない。愛は人との繋がりで良いし、希望は小さな楽しみで良い・・・と思う。
とても良い映画でした(もっと他のほめ言葉がないかしら?)
マッド・デイモン素敵ですね!