引き続き伊集院静の本
今までワタシが読んだ彼の本は短編集ばかりだったので、長編を読んでみたいと思い借りてきた。
内容は、昭和に入ってから終戦直後までが背景で、主人公のツキコはアルゼンチンのブエノスアイレスで育った。
十代後半に父も亡くし弟と2人で苦労して帰国、そこから詳しい物語が始まる。
南米に移民した多くの日本人の事や、満州(中国)での日本人の暮らしなども、あまり詳しくはないが語られている。
普段忘れている日本人のそんな事実を改めて考えてみると、大変な歴史を過ごして苦労した人たちがたくさん居て、そして自分達の今の暮らしがあるんだ!と思う。
物語はアルゼンチン・日本(神戸・東京)・中国と続き、様々な人物が描かれていて、TVドラマにしたら面白いだろうな!と思ったら、舞台化されてましたね。
分かり安い文章で読みやすかった^^