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『しばしとどめん北斎羽衣』-花形 みつるー

2016-11-07 14:09:52 | 映画DVD&本

『しばしとどめん北斎羽衣』-花形 みつるー

作者の花形みつる、初めて聞く作家ですが巻末の作者紹介欄を見ると、児童文学賞や児童文芸賞を複数回受賞している。

図書館に予約している、読みたい本の順番がなかなか来ないので、軽く読んでみよう^^;と、借りてきた。
ところが読んでみてびっくり!
とっても面白いし、ミステリーっぽい所もあるし、主人公の男子中学生(為一)が良い子だし、文章は今風な言い回しで笑っちゃうし・・・・・で、楽しい本でした@@!

葛飾北斎が江戸から平成の世に、89才でタイムスリップしてきた^^;
この鉄蔵(北斎の本名)さん、現代の車が走る街の風景やコンビニ・TVなどを、それほどショックを受ける風もなく、逆に楽しんでいるように見える。
この疑問が最後に訳が分かるんですよww

タイトルの「・・・・羽衣」は現代の世で描いた北斎の肉筆画になる(そんなばかな^^)


主人公の父親が北斎に浮世絵を描かせて、肉筆画発見・・・と一儲けをたくらんでいる。
90才まで長生きした北斎はたくさんの作品を描いており、先月22日のニュースでもオランダの博物館に所蔵されている作者不明の6点が北斎の肉筆画と判明したと報道されていた@@

だから父親の考えも、まんざらあり得ない事でもないかな?でも紙の質などで解ることだと思いますけどね・・・・・
そして、エピローグがとてもいい^^v


               

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