『神様のカルテ』の作者、夏川草介の本
ただそれだけの理由で『本を守ろうとする猫の話』を読んでみた
現代は本離れが進んでいて、町の本屋さんが閉店に追い込まれ、お店の数が減っている><;
そんな本離れを食い止めようとするトラ猫が、主人公の高校生夏木林太郎の前に現れる
本に関わる迷宮が4パターン登場するが、この迷宮は異次元の世界で、猫が現れると迷宮へいざなわれる
ひとつ目の迷宮は、本を大事にしすぎて、鍵のかかった書棚に仕舞い込んで、二度と読まない学者
二つ目の迷宮は、人が気軽に本を読めるようにと、内容を要約して他の文章は切り捨ててしまう教授
三つ目の迷宮は、世に受け入れられる売れる本をどんどんと出版する社長
四つ目の迷宮は、本の力は?と問いかける千八百年前の本の精
ここで林太郎が本の精にこたえる本の力、それは人を思う心、それを教えてくれる力が本の力
それだけたくさんの人の思いが詰まっているのだと言っている
身近な人ばかりではなく、全然違う世界を生きている人の心も
違う職業の人が語る思い
世代が違う人が語る言葉
人はひとりで生きているわけではないという事
いろいろ&さまざまなことが、本を読んだらわかるのです
ほんとうにその通りだと思う!!
本を読むことによって、知らない世界を知る事ができたと実感しているワタシ
日々伝えられるニュースの理解度もずいぶん違うと思う
ワタシにとって本は先生&友だち&ご主人様&私自身^^;
(夫は本嫌い、手っ取り早く何でも人に聞く)・・・・・情報は有料なんですからね!!
ちなみにワタシって一つ目の迷宮に住んでいますね^^;
本は図書館から借りて、読み終わると返してしまう
また借りて読むことはほぼ無い><;