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『本を守ろうとする猫の話』-夏川草介-

2019-06-05 09:46:52 | 映画DVD&本


『神様のカルテ』の作者、夏川草介の本
ただそれだけの理由で『本を守ろうとする猫の話』を読んでみた



現代は本離れが進んでいて、町の本屋さんが閉店に追い込まれ、お店の数が減っている><;

そんな本離れを食い止めようとするトラ猫が、主人公の高校生夏木林太郎の前に現れる


本に関わる迷宮が4パターン登場するが、この迷宮は異次元の世界で、猫が現れると迷宮へいざなわれる

ひとつ目の迷宮は、本を大事にしすぎて、鍵のかかった書棚に仕舞い込んで、二度と読まない学者

二つ目の迷宮は、人が気軽に本を読めるようにと、内容を要約して他の文章は切り捨ててしまう教授

三つ目の迷宮は、世に受け入れられる売れる本をどんどんと出版する社長

四つ目の迷宮は、本の力は?と問いかける千八百年前の本の精

ここで林太郎が本の精にこたえる本の力、それは人を思う心、それを教えてくれる力が本の力
それだけたくさんの人の思いが詰まっているのだと言っている
身近な人ばかりではなく、全然違う世界を生きている人の心も

違う職業の人が語る思い
世代が違う人が語る言葉

人はひとりで生きているわけではないという事

いろいろ&さまざまなことが、本を読んだらわかるのです


ほんとうにその通りだと思う!!
本を読むことによって、知らない世界を知る事ができたと実感しているワタシ
日々伝えられるニュースの理解度もずいぶん違うと思う

ワタシにとって本は先生&友だち&ご主人様&私自身^^;
(夫は本嫌い、手っ取り早く何でも人に聞く)・・・・・情報は有料なんですからね!!






ちなみにワタシって一つ目の迷宮に住んでいますね^^;
本は図書館から借りて、読み終わると返してしまう
また借りて読むことはほぼ無い><;
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