
『泣くな研修医』シリーズの第4弾
『泣くな研修医』『逃げるな新人外科医』『走れ外科医』
主人公の雨野隆治は6年目の医師
経験を積んで自信も出てきた
後輩医師の西桜寺凛子と日々の業務がうまく回っている
当直の夜、同時間帯に救急車で来た79歳の女性2人
悪性腫瘍ができた場所は違うが同じ大腸がんで、それぞれ緊急入院となる
その2人のたどってきた人生・・・・・そして終末
リアル過ぎて辛い!!
前作で20代の胃がん患者葵とメールをしたり・・・で何かと連絡を取り合い昨年は凛子と3人で富士登山もした
その葵の終末までの事が書かれているが、これも読んでて辛い!
むつかしい手術もクリアして自信が出てきたやさき、その手術が自分の結紮ミスとなって緊急再手術となる
担当主治医から外されしばらく手術メンバーからも外される
夏休みをとって鹿児島の実家に帰省した隆治は、亡父と兄(子供の頃にアナフラキシーで亡くなった)のお墓参りに行く
ここで外科医を辞めようかと迷う気持ちが吹っ切れる
付き合っている彼女との事もあり・・・・・
この1年はキツイ・しんどい・辛いことだらけだった
読んでるこちらも辛くなる
医療関係の専門用語が多々出てくるが、外科医なだけに手術場面が多く、とにかく内容がリアルで懐かしい
続編が出たなら、明るく退院していく患者さんのエピソードを読みたいな!!
