ヒロイン神谷新二の話し言葉で、一人称の語り口調で物語は進んでいく
子供のころから連とかけっこをしていた新二
連は天才的なスプリンターで中学2年の時に100m走で全国大会に出ている
新二はずっとサッカーをしている
が、頑張っている割には試合で良い場面が作れない
2人兄弟の新二の兄、健一はサッカーで才能を伸ばしていて、プロのチームに入団するほど
だから家族のサッカー熱が盛んで、両親も当然新二はサッカーを続けるものと思っている
新二は高校受験の時からサッカーを続けるかどうか考えていて
結局、公立高校へ進学
申し合わせたわけではないが連も同じ高校へ
連は中学3年で陸上部を辞めているが、多くの高校陸上部や指導者から勧誘を受けていた
期待されるスプリンターなのに目立つことが苦手
陸上部に入ろうとしない
だが、内心では子供の時のように新二とかけっこしたいと思っている
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新二は連の背中を追いながら、いつか連に近づきたいし追い越したい
と、新二と連は公立陸上部で監督の指導に恵まれ能力を伸ばしていく
①ーイチニツイテー
②ーヨウイー
③-ドンー
長編で読みがいがあって、とっても面白かった
スポーツ物は楽しい
佐藤多佳子の本は『しゃべれども しゃべれども』を読んでいる