円紫さんと「私」シリーズの4冊目
「私」は大学4年生になり、卒業論文の準備が始まる
芥川龍之介を卒業論文のテーマとした
『六の宮の姫君』は芥川龍之介の短編の1つ
これを書くについて芥川は菊池寛とのかかわりがあったらしい
そもそも芥川と菊池寛は非常に親しい仲
菊池寛の事はあまり解っていなかったが、この本を読んでとても勉強になった
文藝春秋を創刊しし、芥川賞・直木賞を設立したこと
NHKの朝ドラ「マー姉ちゃん」に菊池寛が出てて、着物の帯を引きづって廊下を歩いているなどのエピソードがここにも書かれていて、興味深かった
昭和の初めに活躍した作家たちの交友模様など
作者北村薫の読書量の多さや知識、これだけの内容が書けるって生半可じゃない!
芥川への興味よりも菊池寛の事がいろいろと面白かった
菊池寛のものは読んでいないが、『マスク』という短編集を昨年、時勢柄買って読んでみた
が、3・4編読んでみると人の死に関することがテーマだったり・・ちょっとワタシにはきつくて読みきれなかった><;
とにかく、難しい内容でずいぶんと読み飛ばした^^;
つまり、ミステリー部分を読み飛ばしているワタシ;;