日々のこと

可もなく不可もなく

『六の宮の姫君』-北村薫-

2022-10-12 14:08:33 | 映画DVD&本


円紫さんと「私」シリーズの4冊目

「私」は大学4年生になり、卒業論文の準備が始まる
芥川龍之介を卒業論文のテーマとした

『六の宮の姫君』は芥川龍之介の短編の1つ
これを書くについて芥川は菊池寛とのかかわりがあったらしい

そもそも芥川と菊池寛は非常に親しい仲

菊池寛の事はあまり解っていなかったが、この本を読んでとても勉強になった

文藝春秋を創刊しし、芥川賞・直木賞を設立したこと
NHKの朝ドラ「マー姉ちゃん」に菊池寛が出てて、着物の帯を引きづって廊下を歩いているなどのエピソードがここにも書かれていて、興味深かった

昭和の初めに活躍した作家たちの交友模様など


作者北村薫の読書量の多さや知識、これだけの内容が書けるって生半可じゃない!

芥川への興味よりも菊池寛の事がいろいろと面白かった

菊池寛のものは読んでいないが、『マスク』という短編集を昨年、時勢柄買って読んでみた
が、3・4編読んでみると人の死に関することがテーマだったり・・ちょっとワタシにはきつくて読みきれなかった><;


とにかく、難しい内容でずいぶんと読み飛ばした^^;
つまり、ミステリー部分を読み飛ばしているワタシ;;




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