
西加奈子の本を初めて読んでみた
ちょっと変わった文体で、そんな表現をする?という違和感があり、よく言えばおもしろいが、そのおもしろいの感情を通り越して、最後まで馴染めずしっくりこなかった
家族の物語で次男(薫)の視点から語られて進んで行く
なぜだか、一枚スクリーンを通してその向こうを見ているような感覚があり、中盤に入ってもいつまでも前書きを読まされているような感じで切迫感がなく淡々としている
薫の子供の頃にはお兄ちゃんが居る
読み始めの章では父親が帰って来るって?
そのあたりの不明な部分を知りたくて、やっと最後まで行き着いたけど、途中の装飾の多い文章が鬱陶しい
何とも不思議な本でした
作家との年代の差か?
第152回直木賞受賞作家です@@
