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「神様のカルテ」です
信州松本・安曇野の春景色の描写から始まり、12月冬まで、主人公栗原一止の日常が書かれている
前作は大学病院に行くところで終わっていたと思う
この作では、2年前に地域の一般病院から大学病院に移り、そこで大学院生として所属し、内科医として9年目になる
院生という学生の立場ながら、消化器内科(第4内科)の三班に所属して、四年目の医師と研修医の3人で複数の患者を担当
班長としてさらに上級医師が居る
内科医として四六時中PHSで呼び出され、相変わらずの過酷な医師生活
驚いたことにお給料が立場上薄給で、学生だから授業料が差し引かれてしまう><;
結婚した妻榛名との間に2歳の女の子がいて、この回から登場
住まいの御嶽荘の存続問題もからんで、とても中身が濃く・・・・・
相変わらずの読み応え@@である
大学病院に紹介されてくる患者は、難しい病気をかかえた症例ばかりで、大学という組織(研修医など医者の数が多い)をもってしても、時間に追われる忙しさは本庄病院の時と変わらない
退院を拒んで我がままを言う患者家族に、4年目の医師もたじたじとなり彼が対応するが、結局家族に究極の選択を迫るような条件を提示することになり、当然ながら大学病院から一般病院へ転院していく(中身が分からないから解らないですよね^^;)
そして、彼自身が医者としてどうなんだ!と落ち込む
最後の第4話(銀化粧)第5話(黄落)は圧巻です
栗原医師は、医療の現状や大学病院という巨大な組織の融通のなさ、さらに組織が大きいだけにルールやガイドラインに縛られることに常日頃疑問に思っている
ここで、自分は地方に飛ばされても良いからという覚悟で、准教授に自分の考えを述べてしまう
という事はつまり反論する
その前に患者との約束をまもり、カンファレンスメンバーに抗議を受けながら実行するのです
当然、呼び出しを受ける
そこに予想外の教授と准教授が・・・・・春の人事に関することで内示が・・・
四内(第4内科)の変人漱石先生、大活躍です@@^^v
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