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久しぶりの伊坂幸太郎の本
ハシビロコウのラテン語名の意味がクジラアタマの王様と言うのだそう
あとがきによると、作者は小説とコミックを融合させたような本を書きたかった
それをこの本で実現できたそう
現実生活で主人公の岸くんは大手菓子メーカーの広報に勤める会社員
眠っているときにハシビロコウが出てくる夢を見ているらしい
この自覚はないのだが、ハシビロコウの映像や写真を見ると、どこかで見たような出合っているような感覚がある
夢を見ているときに何かと戦っているらしいのだ
そして現実生活でトラブルが起きたとき、その戦いに勝利すると難なく解決する^^v
夢の中で戦っているのは一人ではなく3人のチーム
その戦っている場面が2~3ページ絵のみのコミックになる
始めのトラブルが、勤めている会社のお菓子に異物混入の事件が発生
次のトラブルが、リゾート開発されて間もなくオープンになる、埋め立て地のアイランド
リゾートアイランドでのイベントを楽しんだ後、天候の急変で島に取り残されてしまう
3番目のトラブルが、新型インフルエンザの感染拡大
パンデミックに拡大する
新型インフルエンザ感染者を探し出してマスコミが追いかけ、うわさの的になり、差別非難される
感染した人は自棄になり、人を傷つける行動に出たり・・・・・のパニック状態
伊坂幸太郎の本で、地球が残り数年で隕石にぶつかって・・・
とか
ゴキブリが時系列をまたいで物語が展開していく本などを思い出す
この本は2019年7月5日、NHK出版から発行された
今のコロナ禍は、この本が書かれた頃には予想もされなかったと思うけど><;
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