ゆ ず 茶 庵 Blog

バンドウユミ  Private Blog
  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『ぽちたま』に思う 其の弐

2007-02-16 22:06:29 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
首に腫瘍ができて、飼い主の手で保健所に持ち込まれたゴールデンレトリバー。
彼女を救い出し、手術を受けさせ、新たな飼い主が見つかるまで奔走する女性。

「この子は、飼い主に保健所に連れてこられたんですよ。
 だから、いつか飼い主が迎えに来てくれると思ってる。
 許せないじゃないですか。
 だって何もしてないんですよ?
 こんなにいい子なのに、何にも悪いことしてないのに
 なんで殺されなきゃならないんですか。
 助けなきゃって思うじゃないですか。」

この女性は個人でシェルターを運営し、
その自治体での殺処分数は激減してるのだと。


VTRが終わった後、ゲストの山本梓さんが

「若いカップルがアクセサリー感覚で小型犬を一緒に飼って、
 別れると「じゃあ犬も捨てようか」ってなるんですって。
 もう可哀相で可哀相で・・・東京ってそういうの多いらしいんです。」

そう言って泣き出した。


人間以外のイキモノの「生命」の価値を、重さを、あまりに軽んじる人がいる。
(一部では他の人の命さえ軽視する傾向もあるみたいだけれど・・・)
私はばるの病気を通じて、いやと言うほどこれを味わった。

何たることか。

「同じ命」だと、等しく「誰かの大切な命」だと。
こんな当たり前のことさえ、わからない人がいるということが、私は悲しい。

そして、それでも「人間まだ捨てたもんじゃない」と
思わせてくれる人がいることが、私は嬉しい。


すっ飛んできたばるを撫でながら、そう思う。