親の顔が見たい

うららかな昼下がり。

テラスでデザートをお召し上がりのお客さまが呼んでる。
「ちょっと」
近寄る私。

「これ（ほ乳瓶）にお湯入れてきて。早く！２００まで」

・・・え？はい？しかもなんで命令口調？

若いそのおかーさんはどうやら「当然の権利」を主張してる、らしい。
「ちょっとズレてる」なんてかけらも思ってないご様子。
もちろん「すみませんが」の一言なんて、あるはずもなし。
思わず　別料金　請求しようかと、こっちまで半分本気で考えた。

最近多いなぁ。こういう輩。

女性は出産を経て母親になると、子供を守るコトを最優先するために
前頭葉が一部退化するのだという。
でも、この理屈だけで片付けられないほど「常識の通用しない」人が増えた。

この人が子を育て、その子が未来を担う・・・のか。
そしてこの人をこんな風に育てた人がいる。

職業柄、常に「人を見る」私は、その度にブルーになる。