『グーグーだって猫である』

泣くことを一義として、映画館に足を運んだのは初めてかも知んない。

　『　グーグーだって猫である　』

お馴染み吉祥寺バウスシアターは、平日昼間の上映にも関わらず完全入替・整理番号入場制。
なにせご当地で大規模ロケをした作品でもある。
お客さんは【猫好き】で【吉祥寺好き】。AND条件立ってるし。
ここで観ることに意味があるんだろうなぁ、と他人事のように思いつつ。

冒頭のサバのシーンで堤防決壊。
こちら側にお膳立てが整いすぎてる状態。
泣くなと言われても無理なおハナシである。
舞台が私の日常生活の場で、ある意味良かった。
これが見知らぬ土地だったら、入りすぎて立ち上がれなかったかも。

映画としてはねー、・・・ビミョー・・・です。
なくていいシーン、つけなくていい効果音。
原作がエッセイだからストーリー散漫になっちゃうのはわかんなくはないけど、それにしても。
個人的には、最後の方のシーンでちょっと救われた気分になったケド。うん。

にゃんこが主役ではありません。猫と人間のハートフルドラマとも違います。
主役は【The吉祥寺】。
賛否両論が極端に分かれることと思いますが、私はニュートラルで。
だって元々鑑賞動機がちと違うしね。