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  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『北斎とジャポニズム~HOKUSAIが西洋に与えた衝撃~2017.11.15プレミアム鑑賞ナイト』

2017-11-19 08:57:10 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
これは絶対観に行かなきゃ、と思ってた矢先に、応募してたハガキがチケットになって戻ってきてくれました。

 『 北斎とジャポニズム~HOKUSAIが西洋に与えた衝撃~ 』

日時指定のプレミアム鑑賞チケット。これまたナイトミュージアム。
10/25と11/15の2日間のみ開催で、各日限定300名のみ。
音声ガイドとミニ・トークショー込み・・・音声ガイド、初めて利用しました。

葛飾北斎といえば、私はやはり「富嶽三十六景」なのですが。
彼の作品が遠く西洋に伝わったのは、「北斎漫画」が磁器・陶器の輸出の際の緩衝材として使用され、浮世絵とともに偶然、なのだそう。
その「ジャポニズム」の影響を受けたとされるのが モネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、ピサロ、スーラ、ボナール と、そうそうたる顔ぶれ。
北斎の作品を切り口に、ジャポニズムの現象を読み解く。とのこと。アカデミック。

正直に言いますと、実は、最初はちょっと無理があるんじゃないかと思ってました。
北斎の「これ」が、ドガの「あれ」? ええ? って。
そうです。その通りでした。ごめんなさいすみません反省してますホントごめんなさい。

そのものを完璧に模写したデッサンやデザイン、そこに元々あった「洋」を加えたモチーフ。
単に美しいだけだったものに加わった別の視点。
随所に見受けられる北斎の、そして浮世絵の影響。

文化や芸術はカンフルのように「何か」が加わった時に劇的な進化を遂げるのだということを、まざまざと見せてくれます。

トークショーで「北斎の作品群は、彼の晩年に多く生み出されたもの。5年でも10年でも長く生きて、生きた分だけ生涯最高の作品を描く姿勢」(的なニュアンス)を聞いたとき、感動してちょっと泣きそうになりました。


会期は来年の1/28までと比較的長めなので、興味のある方は是非。

 ミニ図録まで頂いちゃいました!




さて、国立西洋美術館。やはり夜はちょっと雰囲気が違います。

 

    




そして退館した後、向かいの東京文化会館に見えたシルエットがとても美しかったです。


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