その世界は閉じている

先日のこと。

商店街を歩いていたら、右背後からうぇーい系男子4人が追い抜いて行った。

横一列で、それもどうかと思うんだけど。

そのうちの一番左にいた子が、反対側から歩いて来てた女子高生たちを見て大きな声でこう言ったのだ。

「スカートめくりてー！」

一緒にいた子の1人は「バッカ声でけーよ」と笑い、他の2人はただ笑うだけ。

往来のど真ん中で私以外にも当然何人もいる。丸聞こえ状態。

もしかしたら女子高生たちにも聞こえていたかも知れない。

某回転寿司チェーンのアレが、ふと腑に落ちた。

彼らの世界は徹頭徹尾「彼らの中でのみ」循環していて、周辺が　ない　のだ。

恐ろしいまでに狭く閉じた世界の中で、彼らは仲間内で楽しくわいわいやっているだけなのだ。

SNSすらそのパーツの１つに過ぎず、それが世界と繋がっているなど欠片も思っていない。

だから炎上という形で外に引きずり出されたとき、彼らは決まってこう言うのだ。

「勝手に見てんじゃねーよ」と。

もちろん誰一人として勝手に見たわけではないし、私の場合も聞いたわけじゃない。

ただ彼らの中に「周辺の世界がない」という閉じた感覚の方が、むしろトラブルを呼び込むきらいすらある。

だとしたら。

これ、反省しないぞ、多分。

するとしてもSNS投稿先確認しよーなくらいで･･･。