共食、という縛り

こんなニュースがあった。


「中学生が家で食事している時、親がスマートフォンを使っていると、食事を「楽しい」と感じる率が下がるとの研究結果を、熊本県立大の坂本達昭講師（栄養教育学）らがまとめ、日本健康教育学会誌に論文発表した。
特に男子は母親、女子は父親に対し、その傾向が強かった。
家族らと食事する「共食（きょうしょく）」とスマホ利用の関連についての研究は初めてという。」


飲食でバイトしてたころから既にそうだったけど、今は日常茶飯事。
食事時だけじゃなくて、例えば電車の中で子供が車窓から見える光景を一緒にいるお母さんに伝えようとしてても、
お母さんがスマホに夢中で生返事、なんて。

私は単純に「何かあったらどーする気だろ」と思ってるけど。
危機管理能力低すぎる。


ただ、子供の頃、何故か夕食は「必ず家族で食卓を囲まねばならない」、という習慣がありまして。実家。
ダイニングにはＴＶもなく。
ご飯時に延々と「今日学校であった事を報告させられる」という、なかなかにヘヴィな。
和気藹々とした食卓とは違い、まるで尋問のような食事タイムは決して懐かしい思い出には程遠く
逃れるにはとっとと食べ終えてとっとと避難するしかないという。


共食、は、虚像である家族だってあるのだよ。
スマホがあろうとなかろうと。
要は関係性の問題ではないかと、私は思うのだけれどもな。