豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

工務店経営の経常利益は誰のために…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2015-07-03 17:33:50 | ファース本部
決算書の経常利益とは、表記は仕方が色々ありますが、工務店経営で言えば、売り上げから、建材費、什器備品代、屋根屋さん、電気設備屋さんなどの外注費と、大工などの人件費の原価を引いた粗利(粗利益)を確保し、その粗利から経営者や管理スタッフの給料、営業費、事務所経費などの販管費を引いた利益の事を言います。

純利益と異なり、税金、資産売却益などの臨時的な損益を含まないのが特徴です。
株式会社や有限会社などの工務店を営み、営業利益、経常利益、そして純利益が出ると法人税を支払います。
この法人税を支払ってこそ企業経営を行ったと言えるのかも知れません。

家づくりを行う工務店経営者は、何棟受注し、売り上げ何億になったことが話題になりますが、経常利益をいくら出したかが一番に問われるところです。
年間100棟の家を建て、売り上げ30億円だと地域ではスーパービルダーだと評価されるでしょう。
しかしながら経常利益が10万円にも満たない会社がいくらでもあります。

地域工務店の経営には、もっとも経営効率の高いキャパシティーがあります。
ファース・グループには200社近い仲間の工務店がおりますが、数人規模で1000万円の経常利益を保持している工務店も多く存在します。経常利益は内部留保の財源となります。
その内部留保は、工務店経営の体力増強に役立ち、お施主様とお引渡し後の恒常的で健全な付き合いの基礎となります。

建主様を施工工務店の営業マンなって戴くためには、適切な粗利を上げて経常利益を出し、工務店体力を温存出来ていることが必須となるのでしょう。
「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」の理念を貫くためにも必要最小限の粗利と経常利益は、確実に確保しなければなりません。誰のため……自分のため、社員のため、協力業者様のため、そして建主様のためです。

今日は雨天の東京から北斗市本社に戻り、兵庫県丹波市から来社されたお客様の対応を行っていました。
さて、これから一緒に懇話会に参加してきます。
写真は、会社前から撮った函館山ですが、澄んだ空気に気持ち良さそうに佇んでいます。

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