30年前のバブル経済早期に大手ハウスメーカーの役員は、「家の寿命は10年で建て替える事が良い」と発言した雑誌記事を読んだ事がありました。
家を10年毎に建て替える事でヒト、モノ、カネが循環し、住宅の大量生産、大量消費は、経済成長の原動力で、国策であったとも言えます。
これはハウスメーカー独自の経済的視点でしか見ておらず、施主や自然環境を無視した観念です。
売らんがための家づくりは、勝者の存在しない価格競争を生み出しました。
住宅価格はいかようにも調整出来て表面から見える部分はほんの一部でしかありません。
間違った断熱、気密の性能は、住む人のストレスや健康問題を増大させ、住宅の寿命をさらに短くしてしまう場合があります。
私自身も工務店経営者として欠陥住宅を多く施工してきた自戒をこめて、新時代の住宅システムの研究開発を行っています。
今日は東京首都大学名誉教授、医学博士の星旦二先生にご来社して頂きました。
星先生の研究では医者のいない田舎ほど健康で長生きしている研究データもあります。
よく笑い、よく出かけ、よく食べていれば病気になる確率は極めて低いと云います。
星先生や法政大学の川久保先生との協働研究で、ファースの家健康調査を行い、快適性を100万点にした場合、80点以上の点数をつけたユーザー様は、80%以上もおりました。
今日は、星先生とそのファースの家ユーザー様の居間、寝室、浴室やエアコン消費量をデータ測定するための事業内容を打ち合わせ致しました。
写真はご来社記念で弊社研究開発室メンバーと一緒に撮りました。私の隣が星先生です。
真に健康で笑顔で暮らせる家づくりのデータ収集は、住宅量産で得る事が困難です。
健康を保持できる家づくりは、医療費削減となって経済貢献できますので、ファースの家ユーザー様にご協力を戴きながら、データ収集事業をスタートさせます。
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