家が竣工して住み始めてからお施主さまとは、一生涯の付き合いの始まりです。
施工者とお施主さまとの友好関係は、「家を売った時点」で崩れてしまいます。
家は住みながら一緒に育て続けて行くのが本当の家づくりだと思うのです。
私は住宅工法の開発当初から、床下に熱を溜めるのと不同沈下を抑えるため、ベタ基礎に拘ってきました。窓から入った太陽熱を土間コンクリートに蓄え省エネ活用と様々な手法を試みました。しかし太陽熱を敏速に捉え、その熱を使いたい時に解き放つのと、湿度機能には大きな障害となります。写真は吹き抜け空間の大きな「#ファースの家」です。
私は、家は売るモノでなく、創り育てるモノだとする信念から、仲間の工務店経営者に、大量供給を強く戒めてきました。
年間1棟、2棟の地域密着の小さな工務店が、その大半をリフォーム工事に費やして、その誠実な仕事ぶりで信頼関係を構築し、そして「#ファースの家」の受注となります。
棟数を増やす事にはとても慎重を期す事になります。
当初、断熱、気密は、標準仕様よりはるかに高い性能を担保することを課しました。
悪評も少なくありませんが、そのような意見の殆どは、住んだ事もなく、住んだ人の話を聴いた事もなく、表面のコピーに歪に批評して居るようにしか見えません。
私達は「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」の経営理念にことごとく拘っています。
住む人の幸せづくりと、家づくりを行う人の幸せづくりに矛盾があってはなりません。
家を施工した工務店関係者は、触れあう笑顔だけが活力となっているのでしょう。
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