断熱材厚さ特定ゲージ「スプレート」…北斗市・ファース本部
硬質樹脂を現場スプレー発泡断熱するには、適切な厚みをどのように担保するのかが、公的な認定を交付されるまでの最大の課題でした。
平成元年に当時の建設省、いまの国土交通省の審査機関IBECに申請し、受領拒否の玄関払いにされたことを思い出します。
断熱材はグラスウールで行う事で基準が示されており、グラスウール以外では断熱ボードを外張りする方法、樹脂を充填したパネルを軸組みに据える工法が認められていました。
そこへス樹脂ウレタンのプレー発泡施工は、何とも突飛で的外れに見えたようです。
そもそも断熱力は、素材厚さを熱伝導率で割り、熱抵抗値を出し、その逆数が熱損失量となります。
つまり厚さの特定は、極めて重要な要素となります。
その発泡職人の技任せだと、熱損失量を正確に把握できないとの指摘です。
もっともな指摘であり、その厚さ特定のために開発したのが写真の「スプレート」です。
画鋲の上に塩ビ剤に10㎜刻みで節をつけ、110㎜の長さがあり、10㎜ずつパチンと切り取り、特定厚さの長さにし、そのスプレートが埋まって見えなくなることで厚さを担保します。
このスプレートは実用新案登録を行い、現在も使用し続けています。
誰もが行わない事を実践するには、多くの課題があるものです。
その課題は、一つ一つ試験や実験を繰り返すことで課題を乗り越えてきました。
#SDGs #ファースの家 #福地建装 #ファースグループ #ファース工務店
#輻射熱冷暖房 #高気密高断熱
硬質樹脂を現場スプレー発泡断熱するには、適切な厚みをどのように担保するのかが、公的な認定を交付されるまでの最大の課題でした。
平成元年に当時の建設省、いまの国土交通省の審査機関IBECに申請し、受領拒否の玄関払いにされたことを思い出します。
断熱材はグラスウールで行う事で基準が示されており、グラスウール以外では断熱ボードを外張りする方法、樹脂を充填したパネルを軸組みに据える工法が認められていました。
そこへス樹脂ウレタンのプレー発泡施工は、何とも突飛で的外れに見えたようです。
そもそも断熱力は、素材厚さを熱伝導率で割り、熱抵抗値を出し、その逆数が熱損失量となります。
つまり厚さの特定は、極めて重要な要素となります。
その発泡職人の技任せだと、熱損失量を正確に把握できないとの指摘です。
もっともな指摘であり、その厚さ特定のために開発したのが写真の「スプレート」です。
画鋲の上に塩ビ剤に10㎜刻みで節をつけ、110㎜の長さがあり、10㎜ずつパチンと切り取り、特定厚さの長さにし、そのスプレートが埋まって見えなくなることで厚さを担保します。
このスプレートは実用新案登録を行い、現在も使用し続けています。
誰もが行わない事を実践するには、多くの課題があるものです。
その課題は、一つ一つ試験や実験を繰り返すことで課題を乗り越えてきました。
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