豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

実験ハウス内で4シーズンの断熱性能を…北斗市・本社

2024-11-27 17:18:40 | Weblog
実験ハウス内で4シーズンの断熱性能を…北斗市・本社
ファース本部本社敷地内にある断熱材試験ハウスでは、断熱材と断熱ガラスの断熱性能の経年変化を調べる試験を行っています。
いかなる断熱材や断熱ガラスでも、経年劣化は確実に進行していますがその進行率が重要。

グラスウール断熱材は、湿気を吸わなければ断熱性能は殆ど劣化しません。
しかし高温多湿の我国では、湿気を吸わせない使用法が至難の業となります。
スチレンフォーム断熱材(スタイロフォーム等)などは、気泡に閉じ込めた炭酸ガスが抜けると萎んで断熱効能が下がって行きます。

ウレタン断熱材も閉じ込めたフロンなどが抜けると、その表面がカサカサになって粉のように零れ落ち断熱性能が悪くなります。
スチレンボードやウレタンボードは、表面に特殊加工を施してガス抜けを防いでいます。
それでも経年劣化は必ず起きますが、その劣化率を抑える工夫を行っています。

私達が使用しているウレタン・スプレー発泡断熱材は、薄吹き施工で表面の「硬いスキン層」を何枚も重ねてガス抜け防止にしているのです。
それでも断熱性能の劣化を100%防ぐことは出来ません。

実験ハウス内では、現在の「ファース工法」が最高だと云い切るのでなく、現存するあらゆる住宅システムを調査研究しています。
樹脂スプレー発泡断熱のファース工法は、平成元年に日本で初めて木造住宅業界に躍り出ました。可燃性のウレタンをスプレー発泡する工法は、大バッシングを受けたのです。

平成5年に国内では初めて公的認定を交付されたからは、類似工法が次々と出現します。
実験ハウスでの4年シーズンにわたるデータ収集で、断熱性能の確立性を証明しました。
断熱材メーカーの倉敷紡績株式会社(クラボウ)さんは、大変なご苦労をしつつも、「ファース工法」のIBEC認定を取得し、単体工法では唯一の認定となりました。

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