住宅相談の難しさ…北斗市・ファース本部
住宅相談のメールに今日も回答していました。
住まいの雑誌「リプラン」が主宰のNPO住宅110番のレギュラー回答者になっています。
この住宅110番回答は、NPO法人住宅110番になる以前からの回答者です。
しかしながら質問数が多くなり、住宅雑誌社の負担が相当に重くなります。
そこでリプラン編集長で社長の二木奎吾さんは、応募方式の相談回答を採用しました。
その前は、リプラン社から得意な回答者に回答依頼があり、それに応対していたのです。
現在は公募式ですから、然るべき要件を記入すると誰でも回答する事ができます。
私は、ほぼ毎日のようにNPO法人住宅110番に目を通しておりますが、回答する方には専門家でない人も多いのですが、かなり的を射た回答がなされています。
むしろ専門過ぎない客観的な見方や仕方が見えるので内容が充実しているように感じます。
リプランの二木奎吾社長の先見性が勝っていたようです。
私は、全国各地187社の仲間の工務店経営者や担当者から多くの相談を受けます。
住宅システムの開発者として、多くの事象や事案を調査研究しなければ対応できません。
しかしながら住宅110番の相談は必ずしも住宅システムに起因しない案件も多いのです。
ハード的相談は極めて明快に回答できますが、人間的な要素の相談が多くあります。
私は家庭裁判所で20年間、約200件の家庭内紛事件の調停を行ってきました。
まさに人間的要素100%ですが、ハードとソフトが絡み合った紛争にも関わりました。
私のところには、NPO法人住宅110番を介さない相談の方が量的に多いのです。
住宅紛争でも少しのハード的要因から人間関係が損なわれるケースが殆どです。
それゆえに住宅相談は、人生相談と同じような想いで行う必要がありそうです。
画像は「NPO住宅110」のホームページの表紙です。
住宅雑誌リプランにも回答事例集(私の回答も含む)が掲載されています。
どうぞ住宅雑誌リプランを書店(北海道と東北)でお求めください。
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