私が現在撮っているテーマは、波、虹、そして柿である。それも残り柿。葉が落ち、露わになって雪原に立つ、艶やかな柿の肢体である。柿の木に人は手を入れることが少ないため、一つとして同じ樹形はない。その性か、熟れて色づいた柿の実は生命の主張が強く、心を奪われるからだ。
しかし撮影のリミットは降雪がある12月のみ。1月になると柿の実が落ちてしまうためだ。理想は11月の中旬から下旬の、色、実ともしっかりとした頃が良いのだが、その時期は雪が降ってはくれない。山村部での降雪はあるにはあるが、できるだけ里での柿を狙っている。
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