群馬県赤城町彩色双体道祖神。赤城インター近くにある。
この双体道祖神はアベック地蔵尊とでも言った方がいいにかもしれない。赤い白毫相に、眉に墨。目にはアイライン。唇には紅を差し、朱の衣を纏う。四十五年前の写真と資料をもとに訪ねたのだが、彩色はその当時よりしっかりと着色されていたから、定期的にメンテナンスしているのだろう。この様な彩色双体道祖神は長野県では多く見られるが、群馬県では珍しい。
新潟県十日町 三体道祖神。建立不明
双体道祖神に興味を持ってから、初の三体道祖神。端正な顔の頭上に、狐の冠を被った美しい仏石である。
新潟県十日町松代 孟地
上杉謙信が通ったという古道にある。双体道祖神を覆った苔は、緑衣の様。
新潟県十日町松代 芋島 建立年 天保4年5月(1833年)
切り通しの斜面にあり、足場悪く正対できないため、仰ぎ見ての撮影になった。
能面刻みの面は苔に身を委ね、やや大振りの端正な唇には薄紅を差す。
撮影中、この愛のカップルは妙に艶かしく、今にも言葉を発しそうだった。
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