10日は須坂にある版画美術館に寄ってから、志賀高原を回り草津に抜けて栃木に帰る予定だったが、志賀高原方向が渋滞で、飯山周りでの帰路だった。非常事態宣言が解除され、祭日とあっていずれも混雑していた。先日訪れたばかりの小布施町内はひどい渋滞で、抜けるのに往生した。
小楢の雑木林を抜ける
版画美術館エントランス
版画美術館は木版画の大御所、平塚運一が常設の美術館である。棟方志功などの大先輩にあたり、近代の木版画の黎明期を生きた版画家だ。70才すぎから取り組んだ木版画「裸婦100態」が有名で、102才の天寿をまっとうした。
平塚の画集「裸婦100態」は100人の裸婦版画と詩で構成されていて、楽しい画集である。
地元の版画家、小林朝治の展示もあった。平塚と親交があった様だ。
平塚の「裸婦100態」のうち30数点の展示があった
今回の版画美術館の目的、清原啓子の銅版画。わずか30点の作品を残し、才能を惜しまれつつ、31才で早逝。
千葉市美術館から以前招待案内があったが行けなかったので、今回の須坂詣となった。9月20日までの会期が、10月10日まで延長でなんとか見ることができた。
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