上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

上越市柿崎区 黒岩道祖神

2023-12-15 16:32:42 | 石仏

足掛け五年にもなる道祖神詣も、なかなか腕が上がらない。地区名が分かって勇んで出かけるが、大抵の場合肩透かしを喰らう。農作業に勤しむ地元の方を見つけては、尋ねるのだが、路傍の石仏には気がついているのだが、道祖神には意識が薄いらしく、場所を特定できる場合は少ない。

柏崎博物館で新潟石仏会による道祖神写真展があるというので、行ってみて分かったのは、資料によって上越市には4体と信じていた道祖神が、もう2体あることがわかったのだ。何冊かの新潟県の道祖神資料によって、類推していたのだが、勘違いであることがわかった。

 上越市の道祖神は柿崎区芋島 楞厳寺(りょうごんじ)と安塚区須川の道祖神、柿崎区小萱と平沢の4体だと思っていたからだ。あと2体は柿崎区黒岩と水野にあるというのだ。このことは信仰の山、米山を巡って山里に道祖神が設えてあるということだ。

 砂利道の斜面奥に石碑のようなものが見えた。

日を改め柿崎区黒岩に行き、情報集めをしたが、どれもただの石仏に関する情報だけだった。かっての古道を見つけ辿ってみると、ありました。おそらくどなたかが守っているようで、道祖神の周りは藪が刈られ、花瓶などがあった。
 
 
石碑の横に道祖神が。苦労が報われた瞬間である。
 
 
 
        
 
    穏やかでふくよやかな表情の黒岩道祖神が待っていた。
 
 
 
さて残る柿崎区水野の道祖神であるが、水野集落のほぼ全ての家に、と言っても7、8軒であるが、
 
聞き込みをしたのであるが、道祖神には行きつかなかった。今日、明日あたりから甲信越は雪。
 
道祖神も雪の中で眠りにつくだろうから、道祖神とのお目見えは来年の融雪を待ってと、なった。


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