高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

1月26日のつれづれ。

2015-01-26 | 日記
今週はあいにくの天気からのスタート。
しばらく冷え込みも厳しく、天候も崩れるみたいですが
体調管理には気をつけたいものですね。

昨日の休みは文楽の初春講演の第一部に。
今回は「萬歳」(日本の伝統芸能の一つである。新年の言祝ぎの話芸として全国で興り、漫才の元になった)という
初春の趣向が凝らされていました。
四季折々の情景をつづった景事あり、人情劇あり、道行物ありととても素晴らしい内容でした。

個人的には徐々に人形の動きにも違和感を感じなくなり、
逆に人形だからこそ表現出来る立ち振舞いに感動したりすることもあります。
そう、写実的ではなく、デフォルメした動きの妙と申しましょうか。
お話の内容は虚実を交差させながらも所々に大阪らしい笑いの要素があったり。

ご来店下さる大夫さんのお話を聞いたりしているので、いかに
この域に辿りつくのにさまざまな葛藤や苦悩があるのかを知ると、
芸の道の奥深さを感じずにはいられません。
そして、自分の無知を痛感致しました。

そして料理も、ただ美味しいとか綺麗とかいうだけでなく、
はやりもっと文化的なものにふれながら表現出来るようにならないといけないと痛感致しました。

奥深い芸の道。まだまだ日々精進。
こう思える仕事に感謝・感謝。

今週もよろしくお願い致します。
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