高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

講演 「私が料理したい野菜」

2007-05-04 | 農業・食育・食文化について

Dscn2664  先週の土曜日に「食品公害を追放し安全な食べ物を求める会」総会の講演を無事終えました。

 74年に出来たこの会は、消費者が自分達が信頼できる商品を共同購入するために作られた、自主運営の市民グループなのです。
 
Dscn2663  講演の前にこの会に参加されている生産者の食材を使った、会員の方が手作りで持ち寄った昼食を頂きました。昼食を頂きながら生産者と会員の方、その間を結ぶ方が一緒のテーブルを囲みながらの和気藹々とした食事会。こういう場が増えると、もっと食を大切にしてもらえるようになるんだろうな、とても温かい気持ちになれました。その時食べた淡路島の生産者の方の瑞健という昔ながらのトマトの美味しさが忘れられません。(果肉が柔らかくて、取り扱いづらいという理由で作られることが少なくなったのは、寂しいことです。)

 昼食が終えて、私の講演がスタート。
 今回のお願いされたテーマは、「私が料理したい野菜」。会員の皆さんが気さくな方が多いことや昼食後ということで、用意していた固めの原稿の内容を変更して、あまり堅苦しい内容にせずに少し「笑い」を混ぜながらお話しました。
 私の使いたい野菜ですか?
それは食べた方が、食べることの大切さを感じることが出来る料理。それな理想を支えてくれる人と人のつながりたっぷりの、土臭い・人間味のあふれた野菜です。

 今回の講演は、私の母親世代の元気の良さに圧倒されました。そして、それを次世代に継続させる難しさも・・。たぶん、こんな素敵な昼食会を体験してもらえたら、もっと食事をすることが好きになる人がたくさんふえるんでしょうね!!たくさんの励ましとお褒めのお言葉と元気を貰えた講演会となりました。こんな経験出来る自分はほんとうに幸せものです。

Dscn2660  講演の前に、岡本にある愛農人さんへ。
愛農人さんの店先では、不定期ですが週末に市島の若手生産者さんが朝市を行なっています。久しくおあいしていない生産者さんにご挨拶&買い物。今回はほうれん草と蕪の間引き菜を頂きました。
 これからは私たちの年代がこれからもっと頑張らないと、食を含めた生活環境は悪くなるばかりです。これから何かムーブを起こせるように一緒に頑張りましょう!!との約束をして講演会場に向かいました。

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