読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

戦闘妖精・雪風<改>

2017年07月08日 17時09分02秒 | ■読む
神林長平著、早川文庫刊 久しくSF小説の最前線のものを読んでいなかったので、伊藤計劃の「虐殺器官」を読んでびっくりしましたが、本書は少し異なった驚きを感じました。私が慣れ親しんだSF小説の典型的なものは、科学技術への素朴な信仰が基礎となっているので、コンピュータやロボットが人間に取って代わり得ることがテーマとなっても、それが、人間存在の根源的な問い掛けにはなっていませんでした。本書は、その存在の有 . . . 本文を読む
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