茨城県近代美術館で12月12日まで開催中の美術展です。
1928年(昭和3年)生まれの上田さんは、東京芸術大学を卒業後、グラフィックデザイナーとして活躍し、やがて、デザイン会社を設立したとのことです。
その後、写実的な作品を製作して世に知られ、「スーパーリアリズム」と呼ばれる写実的な作家として知られたとのことです。
ほぼ、私の母の世代ですから、美術界の様相が現在とは大分異なっていたのではないでしょうか。
本展は、上田さんの作品を主とし、その他の作家の作品も展示されています。
それぞれの作品を見ると、「リアル」の表現が違うことが分かります。
以前訪れたことあるホキ美術館のホームページの記事が、下記リンクの二つ目ですが、「写実絵画」とは何か、という定義も人によって異なるようです。
ホキ美術館は、作品の表現の幅と印象が、本展よりもかなり狭く、ただただ圧倒されながら鑑賞しました。
本展で一番印象深かった作品は、諏訪敦さんの「大野一雄」でした。恐ろしいほどの存在感がありました。信じられない。
ホキ美術館でも同様の作品を多く見ましたが、本展では、この作品が一番でした。
今、「リアルがアツイ」と感じた展覧会です。
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○上田薫とリアルな絵画 ○写実絵画について
○諏訪敦 ○諏訪敦公式サイト
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評価は5です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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