読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

上田薫とリアルな絵画

2021年11月05日 17時52分21秒 | ■見る

茨城県近代美術館で12月12日まで開催中の美術展です。
1928年(昭和3年)生まれの上田さんは、東京芸術大学を卒業後、グラフィックデザイナーとして活躍し、やがて、デザイン会社を設立したとのことです。
その後、写実的な作品を製作して世に知られ、「スーパーリアリズム」と呼ばれる写実的な作家として知られたとのことです。
ほぼ、私の母の世代ですから、美術界の様相が現在とは大分異なっていたのではないでしょうか。

本展は、上田さんの作品を主とし、その他の作家の作品も展示されています。
それぞれの作品を見ると、「リアル」の表現が違うことが分かります。

以前訪れたことあるホキ美術館のホームページの記事が、下記リンクの二つ目ですが、「写実絵画」とは何か、という定義も人によって異なるようです。
ホキ美術館は、作品の表現の幅と印象が、本展よりもかなり狭く、ただただ圧倒されながら鑑賞しました。

本展で一番印象深かった作品は、諏訪敦さんの「大野一雄」でした。恐ろしいほどの存在感がありました。信じられない。
ホキ美術館でも同様の作品を多く見ましたが、本展では、この作品が一番でした。

今、「リアルがアツイ」と感じた展覧会です。
-----------------------------------------------------
上田薫とリアルな絵画  ○写実絵画について
諏訪敦  ○諏訪敦公式サイト
-----------------------------------------------------
評価は5です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
カメラまかせ 成り行きまかせ  〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 300<スリーハンドレッド>~... | トップ | 京都「やまと絵師」物語 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■見る」カテゴリの最新記事