読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

台湾紀行:その25:高雄の宿そして不思議な朝

2008年08月14日 07時35分07秒 | ■旅する
夜市を後にして、高雄の宿に向かいました。オプション組の「高雄丸山飯店」に立ち寄り、そこから20分位走って高雄の中心部に近い「星辰大飯店」に到着です。帰国後、旅行ガイド本で調べると高雄にも見所は沢山あったようですが、この日はホテルに着いたのが20時位になってしまったので、そのまま部屋でおとなしくしていました。ホテルは、確実に昨日よりグレードが下がっていました。しだいに不吉な予感が強まってきました。しかし、ともかく強行軍の2日目は終わりを迎えました。
翌朝は6時起床で朝食が6時30分からでした。食事の場所がホテルのロビーの奥にあり、早めに待っていると、中国人らしき初老の男性から中国語(?)で話し掛けられました。日本人である旨を英語で回答すると、英語に切り替えて来ました。7月から始まった大陸からの直行便で来たようでした。残念ながら、私の英語力では十分なコミュニケーションができませんでしたが、後から来た奥様の服装や身ごなしを見ても品がありました。このホテルの朝食は特に変わったこともなく、昨日の朝食食べすぎを反省して少なめに終え、朝の散歩に出発しました。ホテルを出るとすぐ、写真の下の女性に遭遇しました。どうも、街中のごみをリアカーで拾っているようです。目立つ色合いの帽子や手差しを身につけ、押しているリアカーには、三角コーンが載せられています。ホテルに面した歩道は3m程度はあって広いのですが、この女性は、悠々と車道部を歩いていました。
そこから、かすかに公園らしき緑の木々が見えたので、5分程歩いていくと、墓所のようでした。(説明板には「陳中和墓園」と記されていました)正方形に近い緑地の中心に一段低い墓所らしき、直径30m程の広場があり、その周りに数多の木々が植えられていました。太極拳をやっているグループや、歌を歌いながら(あるいはテープで音楽を流していたのか判然としません)踊っているグループ、そして、非常に不思議な風景が上の写真でした。竹のすぐ脇の立ちにくそうな斜めの台に立ち、女性が竹にすがりついているのでした。これは、実は、樹木のエネルギーを体内に取り込んでいるのです。たまたま、前日、ツアーガイドのSさんが、「朝、大樹に抱きつくと木の精をもらえて、大変健康に良い」と説明していました。(しかし、夕方に木に抱きつくと、逆に体内の精を木に奪われるので、朝に行うこと、とのことでした。)その風景のようでした。

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